kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

姫井由美子!(呆)

 平河エリ氏のツイートより。

 

 

 立民の比例中国ブロック姫井由美子の名前を見た時にはびっくりした。

 あの2007年参院選での「姫の虎退治*1」の人。翌年には「改易クラブ」と揶揄された「改革クラブ」の加入にいったん同意しながら、記者会見当日にドタキャンして政党要件成立ならずのドタバタ劇をやった人だ。

 確認していないが、もちろん名簿順位は1位ではなく姫井の議員復帰はあり得ないのだろうが*2、こんなのを比例名簿に載せること自体どうかと思う。

*1:岡山選挙区で当時自民党片山虎之助を倒した。なお阪神タイガースとは関係ない。姫井自身はタイガースファンだそうだ。

*2:そういえば自民党はまた杉田水脈比例中国ブロックから出すのだろうか? こちらはそうすれば杉田がまた当選してしまいそうだが。

甲武信岳!

sumita-m.hatenadiary.com

 

今時20%近くの人が「富士山」が「日本で1番高い山」だということを知らないんだ! と吃驚した。もし今が戦前だったら、「日本で1番高い山」が「富士山」だというのは間違っている。日本の領土内で「1番高い山」は台湾の阿里山、日本名新高山だった。ニイタカヤマノボレということで、帝国海軍は真珠湾に奇襲をかけたのだった。まさか、戦前の教育を受けた人がそんなに生き残っている筈がない。この20%近くの人は「日本で1番高い山」は何だと思っているのだろうか?

 

出典:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/10/18/012125

 

 私も驚きましたが、琵琶湖の認知度が70%なら富士山が80%でも不思議はないのかもしれないとも思いました。おそらく琵琶湖の1位を知らない人と富士山の1位を知らない人は相当部分が重なり合っていて、彼らは山も川も湖もひっくるめた自然に一切関心がないんじゃないでしょうか。

 あと、富士山の認知度80%という数字に、1938年に「マルスの歌」を書いた石川淳はひそかに喜んでるんじゃないかと思いました。発禁になったその小説で、作中の「わたし」は「フジ」を嫌っていたからです。でも1938年には富士はニッポンイチの山ではなありませんでした。不思議なのは、巖谷小波文部省唱歌「ふじの山」を作詞したのは1910年であることです。なぜって、富士山が「日本一」ではなかったのは日清戦争後の1895年からの半世紀間でしたからね。誰かさんじゃないけど、なんで「二番」(だったかどうかは知りませんけど)じゃダメだったんでしょうか。

 

信濃川」が「最も長い川」ということは知識としては知っている。でも、実感は持ちにくい。「利根川」の方が長そうな感じがする。信濃川は長野と新潟の2県だけ*1なのに対して、利根川の場合は関東地方縦断だよ。

ところで、信濃川の源流と荒川の源流はけっこう近いんじゃなかったかしら。

 

出典:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/10/18/012125

 

 これは、現在は東京人ですが小学生時代に関西で地理を学んだ私としては、そりゃ長野県は広いからなあって感じで、そんなに違和感はありません。

 

 信濃川の源流と荒川の源流はともに甲武信岳直下にありますね。

https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000684982.pdf

 

 そういえば2013年に甲武信岳に登った時、東京に来てからしばらくまともに山に登ってなかったからバテバテになったんだった。今回も2シーズン連続で登ってないし、8歳年をとったから当時よりさらに弱くなっているかもしれない。あの時は、2014年にトレッキングシューズを買い換えて、まず奥多摩の高水三山からリハビリを始めて、翌年には五竜岳から鹿島槍までの八峰キレット越えをやった。当時、ある程度の頻度で山に行けば、年をとってもなんとかなるものなんだなと思った。鹿島槍の山小屋で久々にテレビを見たら、ヤクルトが広島に勝って連勝し、首位をキープしたとか言ってた。そこから逆算して、その前の甲子園での阪神2連戦は初戦に負けて2戦目に勝ったんだなと知った(登山中は携帯の電波も入らないし、それまでの山小屋にはテレビもなかったので結果を全然知らなかった)。あの頃には、シルバーウィークのあとの木金を休んで9連休をとる余裕があった。今はそれもなく仕事に追われている。労働環境は明らかに今の方が2015年よりずっと悪いのだった。もういい歳だというのに。コロナの影響も大きいが、それ以上にわけのわからない締めつけが強まってきている。

 そんな中、6年ぶりのヤクルトの優勝争いとともに、4年ぶりの衆院選が行われる。この衆院選の意味はきわめて大きい。

ヤクルト、対中日最終戦には負けたが、今年は柳と大野に合計1敗だけだったのは良かった

 読書ブログに下記記事を公開した。

 

kj-books-and-music.hatenablog.com

 

 なおリンク先の記事に「中日の柳と大野に連続完封を喫したような読後感」と書いたが、今季のヤクルトは柳に2勝1敗、大野に1勝0敗で計3勝1敗、中日戦は昨日(10/16)の最終戦に負けたものの13勝6敗6引き分けだった。これは御の字とするしかない。

 石川は小川同様、たとえ貧打とされる中日戦であっても打たれ出したら止まらないことが少なくないが、それでもチームを支える投手陣のメンバーでそれなりの貢献もしているのだから、打たれたからといってヤフコメに「石川や小川は要らない」と書いてしまう一部のスワローズファンたちには全く同意できない。たとえば今年9月15日からの9連勝は阪神戦の小川の好投で始まり、DeNA戦で小川が打たれて終わった。DeNA戦の小川を責める人たちは多かったが、小川が最初に阪神に打たれて負けていたらヤクルトはおそらく集中力が続かず、今の順位にはいなかっただろうと私は思っている。また石川は今季は救援陣や打線とのめぐり合わせが悪いが、2015年10月に東京ドームで菅野と投げ合って5回を1失点に抑えて2対1で勝った試合は、私の記憶が正しければヤクルトが東京ドームで菅野に勝った唯一の試合のはずだ。あの試合に負けていたらあの年ヤクルトは優勝できなかった可能性がある。

八郎潟は?

 日本で2番目に高い山と2番目に長い川はわかったが、2番目に広い湖として「八郎潟」という名前が思い浮かんでしまった。もちろん私が生まれる前に始まった干拓によって2位の座を失ってしまったことは小学生時代から知っていたが、その頃強烈に印象に残ったのは「日本で2番目に広かった湖が干拓されてしまった」ということであって、それに続く旧3位、現2位がどこだったかは頭に入らなかった。サロマ湖かなと思ったが同湖は旧4位、現3位であって、2位は霞ヶ浦だった。茨城県民の方の怒りを買うかもしれないが、このあたりが土着の関東民ではない悲しさというべきか。

 

www.itmedia.co.jp

 

 上記リンクの記事によると、日本で一番高い山が富士山であると正答した人は81.3%、2位の北岳は17.9%、3位の奥穂高岳間ノ岳(あいのだけ)は5.0%だった。しかし、3位は奥穂高岳を答えただけで正解にしたのか、両方を答えられて初めて正解にしたのかはわからない。再測量によって間ノ岳が同点3位と決定されたのは2014年のことだから、おそらく奥穂高岳だけで正解としたのではないかと思う。

 川の長さで1位の信濃川(51.3%)と利根川(14.3%)はすぐ出てくるが、3位の石狩川(6.3%)はわからなかった。ここでも利根川の認知度14.3%は茨城県民の怒りを買うかもしれない。

 しかしそれよりも私が驚いたことがあった。それは私自身も2位がわからなかった湖の広さだが、関西の人で1位琵琶湖の名前が出てこない人はいないだろう。しかし琵琶湖の認知度は70.6%止まりで、特に20代では51.8%だった。半分しか知らないのかとびっくりした次第。まあ私も人のことは言えないが。なお霞ヶ浦は14.1%、サロマ湖は5.5%だった。

 それにしても秋田県。江戸時代の1804年には象潟(きさかた)が地震で陸になってしまった。そして八郎潟は20世紀に干拓された。

 

chokaitobishima.com

 

 以下引用する。

 

象潟は昔、大小百前後の島を浮かべた文字どおりの潟(入り江)で、平安時代から和歌に詠まれてきた景勝地でありました。三大歌集の一つ「新古今和歌集」にも象潟を詠んだ歌が登場します。

松尾芭蕉の「おくのほそ道」の旅は歌に詠まれてきた名所(歌枕)を訪ねる旅であり、中でも敬愛する漂泊の歌人・能因や西行が歌に詠んだとされる象潟は目的地の一つでした。芭蕉が旅に出た1689年は西行の五百年忌に当たっています。

芭蕉が「おくのほそ道」で、名文と名句によって象潟を紹介すると、今度は芭蕉の足跡をたどって多くの文人たちが訪れるようになりました。中でも有名なのが小林一茶です。芭蕉が訪れたちょうど百年後の1789年に象潟を訪れています。

1804年に象潟は地震で陸になりましたが、それでも象潟を訪れる文人たちが絶えることはありませんでした。芭蕉二百年忌に当たる1893年には正岡子規が象潟を訪れました。子規は象潟からさらに北上し、八郎潟まで足を伸ばしています。当時まだ潟であった八郎潟に象潟の面影を求めたのかもしれません。その後、大曲駅前の旅館から親友の夏目漱石にはがきを書いており、そのはがきには象潟を詠んだ句を添えています。

現在、水田に浮かぶ島々には、鳥海山の噴火や地震のジオの記録だけでなく、文人たちの想いやエピソードをも秘めているのです。

 

出典:https://chokaitobishima.com/column/k-saito.html

 

 小林一茶(1763-1828)が象潟を訪れたとき、一茶は26歳(数え27歳)だった。地震で象潟が埋まってしまった時には一茶41歳(同42歳)。その15年前に一茶は象潟を訪れていた。

 1893年正岡子規が象潟を訪れた時、面影を求めてかどうか八郎潟まで足を伸ばしたが、その八郎潟も今度は人為的に陸になった。

 そういえば東京東部の現住所もかつて岡山県倉敷市で私が住んでいた場所も江戸時代に埋め立てられたのだった。東京都江東区の深川は慶長年間(1596-1615)に大坂から移住した深川八郎右衛門、砂町は1657年の明暦の大火のあとに、やはり大坂から移住してきた砂村新左衛門(出身地は越前)がそれぞれ開拓したという。

 今世紀初頭には大阪ではなく兵庫ではあるが、芦屋市や神戸市東灘区で政治活動をしていた井戸正枝氏に大阪府生まれ兵庫県育ちの私が衆院選の東京15区で投票しようとしているのも何かの縁かもしれない。プロ野球日本シリーズも、ヤクルト対オリックスあるいは阪神千葉ロッテの対戦になるかもしれない今日この頃。

某組長・山本太郎は衆院選東京比例ブロック単独1位に追い込まれたが、山本は本質的に「小選挙区制保持論者」だ

 山本太郎は結局選挙区からは立たず、比例東京ブロック名簿登載順位1位で立候補することになった。私は今回の「東京8区騒動」の経緯から、山本は最初から東京8区しか考えてなかったんだろうなと推測するに至ったので、それがポシャったら東京15区や24区ではなく大阪でもなく東京の比例ブロック1位くらいが落としどころだろうなと思っていた。だから驚きは全くない。

 ところで現在放送中のサンデーモーニングだが、この番組は来年春の改編あたりで消え去っても仕方ないかもしれないと思った。野党共闘の4政党の名前で、社民党とアナウンスするべきところで間違って国民民主党と言ってしまったのだ。もちろん原稿が間違っていたのだろうが、原稿を読んだ橋谷能理子(だったと思う)もベテランアナウンサーなら咄嗟に気づいても良かった。この例に限らず、最近、この番組に熱が入っていないよなあと思う機会が増えた。関口宏の衰えと無関係ではないだろう。関口ももう限界に近いから、来年あたり終わっても不思議はないと思う次第。司会を代えて生き延びられるような性格の番組ではない。

 そのサンモニで、元共同通信青木理が、25%しか得票を得ていない自民党過半数議席を得て、国会を開かなかったり公文書問題を起こしたり、コロナ対策も良くないと思われていると言っていた。私は青木氏がそれに続いて選挙制度の問題に言及するかと一瞬思ったが、投票率を上げろとか言い出したのでずっこけてしまった。再来週行われる衆院選は現行制度で行われるのだから今選挙制度の話をしても仕方がないとの意見もあるだろうが、そういう考え方では既成事実によって作られた惰性力にいつまで経っても流されっ放しで何も良くならない。

 以上、山本太郎の件と選挙制度の問題点について述べたが、さる小選挙区制保持論者が下記のツイートを発していた。ツイート主の選挙制度に対する意見は下記。

 

 

 いまどき単純小選挙区制論者など小沢一郎を含めて誰もいない。選挙制度の議論は、大きく言って「小選挙区制をベースとした制度」(現行の小選挙区比例代表並立制など)、「比例代表制をベースとした制度」(小選挙区比例代表併用制など)、「中選挙区制」の3つのいずれかを支持する立場で行われる。そこで最初の立場に立つ者を「小選挙区制保持論者」、第2の立場に立つ者を「比例代表制論者」、第3の立場に立つ者を「中選挙区制論者」と分類できる。この分類からいえば、ツイート主は明確に「小選挙区制保持論者」になる。なお、たとえば平河エリ氏などは、将来的には比例代表制をベースとした制度を支持する「比例代表制論者」に該当する。また、先般の自民党総裁選で野田聖子が「中選挙区制論者」であることを明らかにした。私自身はもちろん「比例代表制論者」だ。

 

 

 山本太郎がそれをやらない理由は明白だ。それは山本自身が「小選挙区制保持論者」だからだ。なぜその立場をとるかというと、山本の師である小沢一郎がその立場にあるからだ。

 いつだったか、おそらく自由党か旧民民にいた頃の森裕子が、小沢一派が常用する「小選挙区制オセロ論」を得意げに滔々と述べていたことがあるが、小政党にいる人によくそんなことを言えるなあと思った。しかし森はその後に野党第一党である新立民に加わり、現在は自民党が思いっ切り享受している小選挙区制のメリットを政権交代が起きたあかつきには享受できる立場になった。なるほど森としては首尾一貫してたわけだよなあと皮肉に納得した次第。

 今回の「東京8区騒動」で、一部から山本太郎には立民入りして同党を乗っ取る構想があったとの説に興味深く接した。山本のやり方があまりにも稚拙だったために実現どころか最初の段階で山本の野望は挫折してしまったが、山本も小沢から学んだ「パワーゲームを通じての権力掌握」を狙っているため、多様な意見を汲み上げる比例代表制をベースとした制度など山本にとっては「お呼びでない」のだ。

 ツイート主は山本太郎の本質を全く理解していないと言っても過言ではない。

自民党、衆院選東京15区では極右の今村洋史と柿沢未途を無所属で競わせて、勝った方を追加公認するらしい(呆)

 自民党衆院選東京15区で今村洋史と柿沢未途を無所属で出馬させ、両者を推薦した上で勝った方を追加公認するとのことだ。下記は朝日新聞デジタルへのリンク。

 

www.asahi.com

 

 以下引用する。

 

政治とカネ、選挙区に波風 東京15区・東京9区 衆院選

2021年10月16日 5時00分

 

 19日に公示される衆院選では、政治が信頼を取り戻せるのか否かも問われる。前回衆院選からの4年間で、「政治とカネ」を巡る刑事事件や不祥事による議員辞職が相次いだ。その足元の選挙区では、政権与党の自公に限らず、野党側も複雑な事情を抱えている。(斉藤佑介御船紗子、岡戸佑樹)

 

 ■東京15区 「カオス」8人立候補予定 保釈中の秋元氏・自民は2人推薦

 「カオス(混沌〈こんとん〉)」。現時点で8人が立候補を予定する東京15区(江東区)では、有権者からそんな声が聞こえてくる。中心にいるのは無所属の2人だ。

 一人はカジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡る収賄などの罪で逮捕・起訴され、有罪判決を受けた秋元司氏(49)。事件発覚後に自民党を離党し、今回、無所属で出馬する。もう一人は無所属で出馬予定の地元出身の柿沢未途氏(50)だ。前回は希望の党から立候補し、比例で復活当選した。

 15日夜、自民党本部が下した決定に対し、地元の自民関係者に衝撃が走った。「ショックだ」。柿沢氏の名前が「推薦候補」として挙がっていたからだ。

 柿沢氏はこの1カ月、選挙後の自民入りを強く意識して動いた。

 党本部の決定4日前、宴会場に集まった支援者ら約300人を前に、柿沢氏はあるビデオ映像を流した。麻布高校の先輩にあたる谷垣禎一・元自民党総裁による激励メッセージだった。

 みんなの党民進党など長く野党議員として活動してきた。だが、今月4日の首相指名選挙では「岸田文雄」に投票し、所属した「立憲・無所属」の会派を離脱した。柿沢氏は「自民党の執行部の先生からも前向きな受け止めを頂いた」と説明する。柿沢氏は今回の選挙で当選したら、自民党に入党すると公言する。「ご批判や厳しいご意見も受け止める覚悟だが、一つでも政策を実行できる政治家になりたい」

 柿沢氏からの秋波に対し、自民の地元議員らもこの間、対応を検討していた。ただ、長年にわたり、選挙で対峙(たいじ)してきた柿沢氏への「自民公認」に反対する声が大半を占めた。地元の意向を踏まえ、自民都連は今月、愛知県の選挙区に立候補を予定していた元職の今村洋史氏(59)を擁立する方針を固めた。

 だが、党本部の15日の決定は「公認」とせず、柿沢氏と共に「推薦」だった。党本部は当選した方を追加公認するとみられる。

 「公認してもらえると思っていたのでショックだ。これからどう活動すればいいのか、地元の皆さんと相談したい」。今村氏陣営の関係者はそう話した。

 一方、秋元氏は連日、駅などで通勤客にこう訴える。「私に指摘されていることは事実無根です」

 収賄の罪などに問われ、9月に懲役4年追徴金約758万円の実刑判決を受けた。逮捕後に離党したものの、無罪を主張して控訴し、現在は保釈中の身だ。無所属での立候補となるが、「裁判で無罪という結果を出せれば、当然、復党していく」。

 立憲民主党も対応に追われる。今月12日、元職の井戸まさえ氏(55)を東京15区に擁立することを発表。共産党と調整し野党統一候補となった。ただ井戸氏は元々、東京4区での立候補を予定しており、15区では知名度が高くないのが現状だ。

 陣営関係者は「時間がない」と語る。公示を目前に控え、井戸氏は15日朝、街頭で「15区は汚職の問題も争点だ。利権よりも人権、暮らしを守っていく。政権交代が必要だ」と訴えた。

 

 ■東京15区 予想顔ぶれ

 今村洋史(59)  無元(1)〈自〉 医療法人理事長

 柿沢未途(50)  無前(4)〈自〉 〈元〉都議

 井戸まさえ(55) 立元(1)    著述業

 金沢結衣(30)  維新       〈元〉グリコ社員

 桜井誠(49)   諸新       日本第一党党首

 秋元司(49)   無前(3)    〈元〉国交副大臣

 猪野隆(56)   無新       〈元〉国税庁職員

 吉田浩司(60)  無新       投資顧問会社

 ※〈 〉内政党は推薦

 

 ■東京9区 菅原元経産相の問題、尾を引く

 「おはようございます」。14日朝。東京都練馬区の地下鉄駅前で、自民党から立候補予定の安藤高夫氏(62)が行き交う通勤客に頭を下げていた。医師の安藤氏は白衣姿でチラシを配り、浸透を目指すが、自民区議の一人は「地元になじみのない存在」とみる。

 東京9区は元々、練馬区議、都議を経て衆院議員になった菅原一秀経済産業相の地盤だ。その菅原氏は、選挙区内の有権者や団体に香典や生花を寄付した疑惑で、今年6月に議員辞職公職選挙法違反(選挙区内での寄付)の罪で略式起訴され、公民権停止3年の略式命令を受け、立候補ができなくなった。東京比例区選出の安藤氏が9区を受け継ぐことが決まったのは9月末だった。

 安藤氏は地元・練馬区の前川燿男(あきお)区長の全面支援を受け、コロナ対策を中心に訴える。

 「自民党、しっかりしろよ」。ある自民関係者は最近、支援者にポスター貼りを依頼すると、そう苦言を呈された。コロナ対応と菅原氏の問題を指摘されたと感じたという。安藤氏陣営の関係者の一人は「いかに菅原氏のイメージを払拭(ふっしょく)して、候補者を刷新したかを伝えられるかが重要だ」。

 「お金にクリーンでなければ」。12日午後、練馬区の私鉄駅前で、立憲民主党蓮舫代表代行が声をからした。隣に立つのは新顔の山岸一生氏(40)。野党共闘の統一候補として東京9区から立候補を予定する。

 前回17年の衆院選で、希望の党(当時)と共産党が公認候補をそれぞれ擁立。非自民の票は割れ、菅原氏に大差で敗れた。共産は今回も当初、候補者擁立を模索したが、今月中旬、山岸氏への一本化が決まった。

 山岸氏陣営の関係者の一人は「野党共闘が実現できたのは非常に大きい」と歓迎する。ただ、「立憲にどれだけ投票してくれるかは風の影響が大きい」とも語る。今回、その風を感じることはまだないという。

 東京9区では南純氏(38)=日本維新の会=と、小林興起氏(77)=新党やまと=も立候補を予定している。

 

 ■東京9区 予想顔ぶれ

 安藤高夫(62) 自前(1) 医療法人理事長

 山岸一生(40) 立新    〈元〉朝日新聞記者

 南純(38)   維新    弁護士

 小林興起(77) 諸元(5) 新党やまと代表

 

朝日新聞デジタルより)

 

出典:https://www.asahi.com/articles/DA3S15077964.html

 

 結局自民系3人(秋元、柿沢、今村)と野党統一候補1人(井戸)、それに維新(金沢)の争いになる。秋元は実刑判決を受けたし自民の推薦も得られていないから員数外かもしれないが、それでもその得票は自民票を一定程度削る。自民系3人の中で一番強そうなのは親父の柿沢弘治から引き継いだ個人票を持っている柿沢だろうが、さすがに自民は柿沢に甘い顔はせず、地元が推す今村と競わせることにした。

 この今村という奴がまたひどくて、石原慎太郎系の極右だ。もともとたちあがれ日本を経て太陽の党に属していたが、橋下徹日本維新の会と合流したおかげで、2012年の衆院選比例東京ブロック名簿2位に載って当選した。といっても宮崎県出身で現在は愛知県に病院を構えているらしい。東京15区とかお隣の16区(江戸川区)の自民党はいつもいつもこんなとんでもない奴ばかり出してくる(現に秋元司がいるし、東京16区は悪名高い大西英男だ)。こんな奴なら、さしもの柿沢大嫌いの私でも「自民党支持者なら柿沢ではなく今村に投票すべきだ」とはいえない。せいぜい秋元にでも投票しやがれってとこだ。

 まあこの顔合わせなら迷わず井戸正枝に投票だな。比例は消去法で社民党だ。

 しかし東京9区からはまだ小林興起が出てくるのか。小沢一郎があいつを拾ってやったのは2009年だったっけ。でもあんなのは拾う価値もなかったな。故関岡英夫(この人も極右だった)は小林を絶賛していたが、この小林もまた「石原慎太郎の直系」を自認する極右だ。なんでこんな極右人士の名前ばかり目にしなければならないのだろうか。本当に嫌になる。

「小選挙区制ゆえに野党共闘ができた」のではなく「小選挙区制ゆえに野党共闘せざるを得なくなった」と言うべきだ

 軍畑先輩のツイートより。

 

 

 

 ものは言いようだな。

 俺は「小選挙区制ゆえに野党共闘せざるを得なくなった」ととらえている。

 あと、比例代表制だったらN国みたいな極端な政党が議席を得るとかいう話をしている奴もいるが、小選挙区制中心の選挙制度をとっている2012〜20年の日本で、もっと大変な事態が起きていたことが頭からすっ飛んでいる。

 その時期の日本では、安倍晋三という極右政治家がずっと総理大臣をやってたんだよ。選挙結果を受けて毎回連立の組み合わせを模索する制度と、極右政治家が8年も総理大臣をやっている制度と、どっちが「極に振れ」やすい制度か、よく考えろよと言いたい。

 「いや、安倍晋三は極に振れていない」とでも言いたいんだろうか。それならそれで、日本で「極に振れていない」を自称する人たち(要するに「自称中道」)とは、その程度の人たちだということになる。