kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

全国紙の東京本社版と大阪本社版で社説が違うわけないだろ

 ツイッターって本当にいい加減だな。

 

 

 こいつ、馬鹿じゃないか?

 全国紙の社説が東京本社版と大阪本社版で違うわけないだろ。東京と大阪で違う社説を載せてるなんて話、聞いたことがないぞ。一般の記事、特に社会面の記事は本社毎にかなり違うことがあるけど、社説は原則として全本社(いわゆる三大紙の場合、東京、大阪、名古屋、福岡)で同じだぞ。例外として、早版の社説を遅番で訂正したり、場合によっては差し替えた結果、東京本社発行最終版だけ違ってしまったとか、そういうことならあり得るかもしれないけど。

 

 以下は上記ツイートへの返信のやり取り。

 

 

 

 なんだ、確認もせずに出任せを書いたのか。全国で同じ社説であっても、東京本社の紙面に基づいてネットの記事にしてるから「東京朝刊」としてるだけの話。

 もしかしたら、どころじゃなくて確実にあんたの間違いだよ。

 そもそも、なんで「東京朝刊」って書いてあったら、他の本社の紙面には載ってないってことになるんだよ。

 こういうところから風評被害とかが始まるんだよな。ツイッターに限らずブログもデマを発信することがあるかもしれないが、その度合は明らかにツイッターの方がひどい。

 少しは常識をわきまえろよな。

阪神が甲子園での読売3連戦で着用した「大阪タイガース」創設時の復刻ユニフォームはなぜビジター用なのか

 プロ野球の「伝統の一戦」は私にとっては呪詛の対照でしかない。その最初の対戦で選手たちが着用したユニフォームを復刻して、開幕直後の東京ドームとと現在行われている甲子園球場の3連戦が行われることになっていたが、これまでの4試合はすべて読売が勝っていたところ、昨日(5/21)阪神が初めて勝ったらしい*1

 

news.yahoo.co.jp

 

 なお、正式名称が「大阪タイガース」だった頃も球団の略称は「阪神」だった。草創期には阪神最大のライバルは阪急だったが、今では親会社が阪急阪神ホールディングスに統合されている。

 以上の話は単なる前振りで実はどうでも良いのだが、阪神のホームゲームなのに読売が白地のホーム、阪神がくすんだ色のビジターのユニフォームだったことが気になった。ユニフォームの色はホーム用とビジター用で区別するのが第一であって、何も歴史上の第1戦に合わせる必要なんかないのではないかと思ったのだ。何より、大のアンチ読売である私が引っ掛かったのは、読売がビジターなのにホーム用ユニフォームを着用していたことだった。なお、当時のタイガースにホーム用ユニフォームがなかったわけではないことはネット検索で簡単に確認できる。

 

m.hanshintigers.jp

 

 最近はホームのチームが、普段見られないビジター用ユニフォームをファンに見てもらうとの名目でホームゲームでビジターユニフォームを着用する例がしばしばあるが、私は好まない。これを最初にやったのはある年の交流戦での阪神であって、福岡でのホークス戦で阪神がホーム用ユニフォームを着たので、「同じ(白地に)黄色と黒のユニフォームでどっちがホームかわからない」と、当時ホークスの監督だった王貞治が文句を言っていたことを思い出す。また、中日とDeNAの試合をスポーツニュースで見た時、どっちがホームチームだか混乱してしまった試合が数年前にあった*2。あれも日曜日限定ユニフォームだか何だかのせいだった。

 なお「伝統の一戦」が初めて行われたのは、私の現住所に近い洲崎球場だが、現在はプレートが残っているだけだ。

 

number.bunshun.jp

 

 見に来られても良いところなんか全然ないですよ、残念ながら。

*1:おかげでヤクルトが首位に復帰した。しかしセ・リーグの各球団には「交流戦前の首位チームは交流戦で失速する」ジンクスがあるので、今日はヤクルト敗戦・読売勝利で2位に落ちても構わないとひそかに思っている。交流戦前にヤクルトが首位に立ったことは交流戦が始まった2005年以降一度もないのではないか。一方、読売は2006年に首位で交流戦に突入したが、交流戦後半に8連敗、交流戦から再開されたリーグ戦にまたがって10連敗、阪神戦連勝を挟んで9連敗という歴史的失速を記録した。しかし最後の9連敗は神宮球場でのヤクルト戦の大逆転勝ちで止まり、画竜点睛を欠いてしまった。この年の読売の最終順位は4位で、ヤクルトは3位だった。

*2:私は2011年のトラウマのせいで、読売戦(と一部の阪神戦)を除いて中日の相手チームを応援するのが常だが、これは中日の負けだな、ざまあと思ったら逆だったので落胆したのだった。

山本太郎と×××新選組の最大の問題点は、党が独裁制で運営されているために党に「集合知」が有効に作用せず、支持者の集団が「衆愚」と化してしまうところにある。

 それは人の問題なのだろうか。

 

 

 その認識は間違っている。現に私は山本太郎のモラルや協調性や配慮が欠けることを理由に彼と×××新選組を批判しているのではない。独裁制の危険性を理由に批判している。

 

 

 

 上記返信にようやく独裁の問題点が言及されている。

 山本太郎と×××新選組の最大の問題点は、党が独裁制で運営されているために党に「集合知」が有効に作用せず、支持者の集団が「衆愚」と化してしまうところにある。独裁者である山本太郎が間違ってしまった時に、それを修正するチェック機能が党に備わっていないのだ。

 他の政党を見ても、民主集中制共産党や実質的に宗教団体に支配されている公明党はもちろん、寡頭制の維新、今世紀に入ってから党執行部の権力ばかりが肥大してしまった自民党や旧民主系諸政党など、「集合知」の効力を低下させる悪しき流れにどの政党も支配されているが、×××新選組はその弊害が特に顕著だ。さすがにウクライナ戦争への国会のロシア非難決議をめぐって新選組系のFacebookが大荒れになったと仄聞するが、イエスマンばかりが支持者集団に残ることにしかなっていないはずだ。山本が陰謀論に傾斜しやすい傾向にもチェック機能が全く働いていない。

 自民党の政権奪還前後にマスメディアが垂れ流した「『決められない政治』批判」は有害無益だった。あの言説に対する批判が盛り上がらなかったことが痛恨だった。ネットで政権批判に熱心だったオザシンたちが権威主義に加担する側に立っていたのも痛かった。

 独裁制や寡頭制の問題こそ論じられるべきだ。

大阪府知事・吉村洋文がテレビで「亡くなったのは高齢者。これ、事実」と放言していたらしい(呆)

 下記ツイートは返信を制限しているようだが、ブログからリンクするのは勝手だろうと考えるので、読者の皆様にご紹介する。

 

 

 大阪府が全国で突出して多数のコロナ死者を出した第4波当時、吉村洋文はテレビ(のワイドショー)で「亡くなったのは高齢者。これ、事実」と放言していたのか。

 それで大阪維新の政治家が「吉村知事が言うなら」とばかり同じような発言をしまくってたんだな。

 それにしても、ツイートからリンクされている毎日新聞の記事に「吉村知事『高齢者守る』」などという、実態と真逆な見出しがついているのはどういうことか。吉村の建前の発言を見出しにする。毎日のみならず朝日その他でも最近目立つ傾向だ。

 こんな惨状を、大阪府民ひいては日本国民はいつまで許し続けるのか。

「山本太郎と×××新選組」と縁がないのは民主主義、立憲主義、そしてその他には?

 そりゃまあその通りなんだけど。

 

 

 もう一つ山本太郎と×××新選組に縁がないものがあるよ。それはリベラリズム。教祖というか組長というか党代表には絶対服従の独裁政党だからね。

 ああ、あと平和主義とも縁がないかもしれない。

 

 

 そもそも山本太郎が一度でも「立憲主義」を口にしたことがあるんだろうか。山本が「リッケンカルト」と口走ったことがあるのは知ってるけど。

 まあ口先だけ「立憲主義」と言ったことくらいはあるかもしれないね。

コロナ感染死、大阪が全国初の5千人超に 死者6人に1人が大阪府内(朝日)

 5月13日に新型コロナの国内死亡者数が3万人を超えたと報じられたばかりのタイミングで、コロナの大阪府内死亡者数が5千人を超えたと報じられた。朝日新聞デジタルより。

 

www.asahi.com

 

 以下引用する。

 

コロナ感染死、大阪が全国初の5千人超に 死者6人に1人が大阪府

2022年5月19日 17時19分

 

 大阪府新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、新たに7人増えて5005人となり、全国の都道府県で初めて5千人を超えた。

 国内の死者は3万人を超えているが、6人に1人が府内の死者になっている。

 府内の死者のうち4割近くは、府が昨年12月17日の開始とする「第6波」以降で、年齢別では70代以上が9割超を占める。第6波では府内の高齢者施設などでクラスター(感染者集団)が多発し、死亡する人が相次いだ。

 府内の死者は、昨年2月8日に1千人を超え1009人、同5月18日に2千人を超え2014人、同10月8日に3千人を超えて3003人となった。第6波のオミクロン株の感染拡大で、今年3月3日に4千人を超えて4002人となり、さらに2カ月半で1千人増えた。

 

朝日新聞デジタルより)

 

出典:https://www.asahi.com/articles/ASQ5M5QRHQ5DPTIL02F.html

 

 ほとんど同じタイミングで全国3万人、大阪府5千人のコロナ死が報じられたのだから覚えやすい。以前にも弊ブログ記事に書いたことがあるがm大阪府の人口は日本全体の約7%だから、7%の人口比率で17%の死亡者という覚え方もある。大阪の新型コロナ死亡率は全国平均の2.4倍なのである。

 こうなった大きな要因の一つが、大阪維新の会の府政・市政による医療費の削減だ。新自由主義の施政下では平均寿命が短くなることを「日本の常識」とすべきだろう。

 呆れたことに、維新の政治家たちは「大阪のコロナ死が多いと言っても、死んでいくのは老人ばかりだ」などと言って若者に媚びているつもりでいる。しかし人間誰しも歳をとるのである。人間は誰でもいつかは死んでいくのだが、何も新型コロナで死ぬ必要などない。大阪府に住んでいれば、それだけ余命の期待値が短くなる。私は大阪府出身だが、リタイアして大阪に住みたいとは全く思わない。出身地の荒廃ぶりに心が暗くなることは少なくないけれども。

 また、財政支出の使い道を議論する際にも、それでなくても今までも行われてきている軍事費の拡大を、現在のウクライナ戦争を奇貨として自民党がさらに推進しようとしているようだが、これは社会保障や医療に財政支出が使われなくなることを意味するから、さらに日本全体の平均寿命を縮める方向にしか作用しない。

 軍事費の大幅拡大などもっての他である。

山本太郎を増長させた既存野党(社民・立民・共産)の責任

 しつこく山本太郎について。

 

 

 「党名が元号の隠れた理由」というより、あの党名こそ「名は体を表す」典型だと思うよ。

 内なる天皇制どころか、党運営が天皇制と根っこが同じであることを高らかに宣しているものだ。

 それに反応できない「オールド左翼」は「内なる天皇制」を抱えているといえる。

 それが「気持ち悪いというか無節操」という感想は私も同じだ。だが、×××新選組よりも「野党内の覇権主義」を問題にしていると見受けられる呟きの主とは違って、私は「野党内の覇権主義」も「×××新選組」の天皇制的党運営も両方とも同じくらい問題だと考えている。

 同じ呟きの主のツイートより。

 

 

 2013年の参院選で民主と共産は候補を立てたけれども社民は候補を立てずに山本太郎を応援した。今となってみれば、社民党は間違った判断をしたとしか言いようがない。もっとも社民党の誤りは何も山本太郎絡みだけではなく、それ以前から小沢一郎衛星政党と化していた。2010年6月の民主党代表選で、「社民党にも理解を得られる候補を」と発言した小沢一郎が、舌の根の乾かぬうちに右派にして過激な新自由主義者樽床伸二を担いだ時、社民党から違和感が表明されることは全くなかった。この惨状に呆れた私は、それ以降の国政選挙で社民党に投票する機会が激減した。福島瑞穂は比較的最近にも民民の玉木雄一郎にすり寄ったことがあったし、政局のセンスが絶望的に欠けている。社民党衰退は歴史的必然だったかも知れないが、福島氏には少なくとも党の衰退を大いに加速させた責任がある。

 立民と共産にもそれぞれ山本太郎にすり寄ったことが少なからずあった。昨年の衆院選では東京5区の手塚仁雄が自らの選挙区事情から山本と手を握っていたことはほぼ確実と見られる。

 また共産党では、2019年の「野党連合政権での協力合意」が大失策だった。当時の赤旗記事(2019年9月13日)を以下にリンクする。

 

www.jcp.or.jp

 

 共産党民主集中制違反の分派を認定された「日本共産党(左派)」(毛沢東主義系)の事実上の機関紙である長周新聞がいつから山本太郎と×××新選組を応援していたかは知らないが、少なくとも2019年7月には同紙が山本と×××を熱烈に応援していたことが下記リンク(2019年7月17日付記事)からわかる。

 

www.chosyu-journal.jp

 

 当時の山本太郎は斎藤まさしとのつながりが強かったとみられる。斎藤はポル・ポトにも容認的または好意的だったそうだから、カンボジアポル・ポト政権時代にその後ろ楯になっていた中国とも親和的だったかもしれない。

 そんな人脈を持つ山本の政党と軽々しく「協力合意」をしてしまった志位執行部は強く批判されるべきではないか。かつて認定した分派につながる勢力と手を握るに等しいのだから。それが党の利益に資すると考えたとするならあまりもあさはかだった。民主集中制で執行部が無能な場合にはどうなるか、その悪い見本を示したも同然ではなかろうか。

 「×××(山本太郎)にすり寄る共産・社民・立民の一部」、「維新にすり寄る立民の一部・民民の一部(特に前原誠司)」、「自民にすり寄る民民の大部分(前原誠司を除く)」はいずれも大きな誤りを犯したと考える今日この頃。