kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

松本清張

今週読んだ松本清張本は『球形の荒野』(文春文庫)

「荒野」といえば、今週松本清張の『球形の荒野』を読み終えたのだった(1/24に読了)。2013年に読み始めて以来41タイトル目、今年に入って3タイトル目の松本清張本。そういや松本清張は山川惣治の1年10か月後に生まれ(学年は2つ下)、4か月早く亡くなって…

今年最初に読んだ松本清張本『聖獣配列』(文春文庫)

松本清張の小説は亡父の愛読書だった。山ほど清張の文庫本を持っていたが、私は読んだことがなかった。それが、2013年11月に『Dの複合』(新潮文庫)を読んで直ちにはまった。昨年は特に21タイトルも読んでしまった。今年最初に読んだのが『聖獣配列』(文春…

松本清張の小説「不運な名前」にも「御一新」が出てきたよ

新進党、もとい民進党と民主・維新の野合新党名を争っていた「立憲民主党」を明治時代みたいで古くさいなどと腐していた某氏が推したのが「一新民主党」であり、それに対して私は、特に明治初期には維新を「御一新」と言った、「一新」の方が「立憲」よりも…

松本清張『黒の回廊』『アムステルダム運河殺人事件』『蒼ざめた礼服』を読む

松本清張作品を立て続けに3冊読んだ。以下ネタバレを含むので注意。清張作品は、作者の没後20年以上を経つ今でも人気が高く、毎年のように旧作の再文庫化がされているし、図書館でも人気が高い。今回読んだ3冊も、いずれも2011〜14年の間に改版なり新たな文…

松本清張『眼の壁』と長野県の部落差別問題

松本清張はつい最近まで食わず嫌いして全く読まなかったが、昨年秋に『Dの複合』(1968年)を読んで以来はまってしまって、暇を見て読んでいる。清張作品は、推理小説としてはトリックはずさんだったり実行不可能だったりするし、刑事は呆れるほど無能だし、…

「佐村河内守=新垣隆」と『砂の器』

佐村河内守の一件、好奇心をかき立てられたのでいろいろ記事を書いたが、アクセス解析を見ると、その中で下記2件の記事へのアクセス数が多いようだ。 新垣隆はなぜ佐村河内守の「ゴーストライター」になったか - kojitakenの日記(2014年2月7日) これはすご…