kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

神野直彦

菅首相のスローガン「強い経済、強い財政、強い社会保障」の「生みの親」は神野直彦だった

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100612/1276301543 の続き。 昨日(11日)の朝日新聞に掲載された「新政権 経済政策の課題」の中編に当たる桜井正光(経済同友会代表幹事)のインタビュー記事については、典型的な財界の主張であって、ブログで取り上げ…

「リベラルな新自由主義者」など存在しない

社民党は、連立政権に加わった以上は結果を出すための行動をしてほしかった。福島瑞穂党首は、内閣を去る時になってようやく意地を見せて「辞任」ではなく「罷免」にもっていき、政治家として鳩山由紀夫との力量の差をまざまざと見せつけたが、これほどの実…

財政の教科書に反する民主党政権の政策

世に倦む日日 基準と意味のスリカエ - 事業仕分けは官僚の無駄の根絶とは違う は、すっきり納得できる内容だ。 現在市ヶ谷の国立印刷局(財務省)体育館で行われている事業仕分けでは、仕分けの対象にされている理由は、(1)赤字で採算性が悪い、(2)費用対効…

財政赤字を「家計や企業の赤字」にたとえた前原誠司国交相はおかしい

神野直彦・関西学院大教授(元東大教授)は、著書の中で 企業が借金している意味と家計が借金している意味が違うように、政府が借金している意味も、企業が借金をしている意味と家計が借金をしている意味とは、まったくちがっています。 と書いたが*1、『報…

借金は財政にどんな意味をもつか(神野直彦『財政のしくみがわかる本』より)

神野直彦著『財政のしくみがわかる本』(岩波ジュニア新書、2007年)の第5章より、自らの勉強の意味を兼ねて抜き書きする。章と節のタイトルと、ポイントのみ紹介。未読の方は是非読んでください。 5 借金は財政にどんな意味をもつか 財政は借金しない方が良…

政府は国民から借金をしているのだ

国の借金、貸し手は誰? - 非国民通信 を読みながら思う。 ですが、よく考えてください。日本政府が発行している国債の95%は国内で購入されているのです。基本的に国債は日本人が買っているもの、そう考えて間違いありません。そして「国の借金」と、何の…