kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

菅直人

菅直人はなぜ新自由主義に傾斜するのか

最近は週刊誌はたまに立ち読みする程度になった。四国に住んでいた頃、東京の1日遅れ、場合によっては2日遅れで発売される週刊誌に載る安倍晋三(官房長官時代)の批判記事をしばしばブログで紹介するために、新聞に載る週刊誌の見出しをチェックしては週刊…

「ムダの削減」は言うが「金持ち増税」を口にしない菅直人の支持率急落は当然

菅直人内閣の支持率が急落したらしいが、当然だ。自民党が消費税増税を公約したのに安心して、「抱きつき」式に消費税増税を口にしたのだろうが、思い出してみれば「抱きつき」は福田康夫元首相の得意技だった。ただ、ベクトルの向きは正反対である。福田元…

『AERA』が見出しでミスリード「経済オンチ菅首相が学んだ『小野理論』と消費税増税」

http://www.asahi.com/politics/update/0615/TKY201006150522.html 税制改革の落としどころは、どうせ直接税と間接税の同時引き上げになるのだろうと予想していたが、その通りの展開になりつつあるようだ。 「増税の時期や引き上げ幅は明示していない」とい…

確かにネットでは菅直人は不人気で、小沢一郎の人気が異様に高い

小沢の「よみがえり」&進む党内融和+「菅叩き」への疑問 : 日本がアブナイ! より。社民連時代からの菅直人支持者であるブログ主は、最近の小沢一郎支持者(当ブログの用語では「小沢信者」)による菅直人叩きをぼやいている。 話がそれるけど。先日、知人…

1998年の「第三の道」と2010年の「第三の道」は微妙に違うのだ

かつてあるイギリス人と話す機会が多かったが、彼はイギリスの社会保障を自慢し、日本はアメリカと同じで政府が何もしない国だと言っていた。サッチャーを嫌い、アメリカを馬鹿にしていた彼だが、サッチャーの新自由主義政策によってかなり破壊されたとはい…

「30年遅れ」から「10年遅れ」へ

新内閣発足の翌日だから、本来なら『きまぐれな日々』に力み返った記事を書くはずの日だが、暇があまりないので、菅直人内閣発足の論評としてもっともしっくりきた下記ブログ記事を紹介する。枝野幹事長「今日から企業献金受け取らぬ」 : 広島瀬戸内新聞ニュ…

菅直人首相が54番札所・延命寺にお参りするのはいつの日か

菅直人内閣が発足したが、暇がないので明日は『きまぐれな日々』も更新しない。菅直人新首相の決意表明で一番ウケたのは、四国遍路に言及したくだりだった。手前味噌だが、当ブログのエントリ「菅直人と四国遍路」は、「Yahoo! みんなの政治」にも取り上げら…

久々に城内実のブログを見て爆笑した

コメディアン・城内実は健在だった。 ◎ 政 治 ◎ 菅直人総理誕生 « 城内 実(きうちみのる) オフィシャルサイト タイトルを見るなり爆笑した。字が間違っている。本文を読む前に読者を爆笑させる素晴らしいパフォーマンス。以前にも似たようなことがあったけ…

「菅直人は消費税増税と言わず税制全体の見直しと言う」と岸井成格

サンデーモーニングの菅直人報道の続きだが、例によって消費税の話が出た。これについて、岸井成格は「菅さんは消費税増税と言わず税制全体の見直しと言う」と言っていた。当たり前である。岸井成格だってちゃんと知っているのだ。そして、知っていながら消…

菅直人と四国遍路

菅直人首相というと、年金未納が発覚して民主党代表を辞任した年に、四国遍路に出たことは有名だ。今朝のサンデーモーニングで、大宅映子がこの件に触れて、「お遍路をやるんだったら黙ってやればよいのに、記者に写真を撮らせるなどのパフォーマンスがいや…

「小沢一郎中心史観」に引きずられない菅直人政権の評価が必要

菅新首相の誕生に当たって発せられている言論には、マスコミはもちろん、ネットでもあまり共感できないものが多い。あまりに小沢一郎に引きずられた論調ばかりが目立つ。マスコミは小沢一郎を鬼畜のごとく言うが、逆に一部ネット言論では小沢一郎に異様に入…

「旧民社の害毒」vs.「松下政経塾の害毒」

鳩山由紀夫による福島瑞穂大臣罷免、民主党代表選、菅直人新首相誕生と進んだ政変で、民主党の支持率は回復したらしいが、私の憂鬱度は増した。鳩山由紀夫による福島瑞穂罷免は何度も書いたが、明らかに小沢一郎が主導した「ハト撃墜劇」で、ようやく小沢一…

日米密約問題解明に見る菅直人と岡田克也の政治家としての資質の差(岩上安身氏のTwitterより)

日米密約岸・佐藤内閣に集中の訳:元毎日新聞記者西山太吉氏関連 | 晴耕雨読 に、岩上安身氏のTwitterが紹介されているので、当たってみた。私は、早雲氏の『晴耕雨読』も、岩上安身氏も、ともに陰謀論者に親和的なところを買っていないのだが、だからといっ…

「高額所得への課税や法人税課税を含む税制改革」に関するおすすめのエントリ

以下の記事中からリンクを張った3件のエントリをおすすめします。見出しに惑わされないように気をつけよう… 消費税論議は税制論議の一部 | 労働組合ってなにするところ?以下引用。 新聞記事を読む時は大抵、まずは見出しを見て興味を持って、続いて内容を読…

菅直人財務相が「累進性再強化」を強調

菅財務相、累進性再強化を強調 : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち) より。 町田市長選の応援に駆けつけた菅さん。「累進制が非常に緩和され、お金持ちにとっては減税という税制になっている」という点をずばり指摘しました。以下の記事もご…

サンプロは菅直人の「為替口先介入」には取り合わず

サンプロに菅直人が出演していたが、冒頭で田原総一朗が「たいした問題ではない」と言いながらこの件について菅に質問し、菅はニヤニヤ笑いながら軽々しく言わないようにしたいと答えたが、コメンテーターの財部誠一は口先介入など昔から行われていたことで…

サルコジ大統領もドル安を批判する発言をしていた

産経新聞のウソ八百記事への反証が出るわ出るわ。下記は『世に倦む日日』のコメント欄*1からの抜粋。 ヨーロッパの新聞記事から フランス在住の愛読者の一人です。日本の情報はネットでしか知りませんが、あまりに目に余る報道があったので、コメントさせて…

小泉政権時代に塩川正十郎財務大臣が連発していた「円安誘導発言」(追記あり)

http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20100108菅直人財務相の円安誘導発言が、産経新聞をはじめとする右翼マスコミの猛攻撃に遭っているが、噴飯ものである。こんなもの、かつての小泉政権時代の財務大臣・塩爺は日常茶飯事で発言していたのだ。たまたま、2002…

突っ込みどころがなくてつまらない

菅直人財務相就任については、植草センセにせよ城内実にせよ、(彼らにしては)まともなことを書いていて突っ込みどころが少ない。実につまらない。もちろん主旨から外れたところでは彼らはいつもの陰謀論を展開しているが、本論がまともなので揚げ足を取る…

新春早々の政変 ― 藤井財務相辞任、後任に菅直人

新春早々に大きな政治の動きがあった例として、1996年の村山富市首相辞任、橋本龍太郎内閣発足を思わせる大きなニュースだ。14年前の橋本政権発足で厚生大臣に就任した菅直人が、今度は財務相を兼任することになる。これまでスピード感が全く感じられなかっ…

菅直人が「第三の道」の解釈を変更? & 主張に一貫性のない渡辺喜美

今朝の『サンプロ』の党首討論だが、一つ面白いところがあったことを書き忘れていた。それは、菅直人が「第三の道」を言い出した時のことだ。私は、またしても新自由主義と社会民主主義の中間を行くと言い出すのかと思ってがっくりきそうになったが、菅の言…