kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

安倍内閣支持率が上昇(毎日新聞)

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070430k0000m010131000c.html

以下引用。

本社世論調査内閣支持率、43%に上昇 不支持と逆転
 毎日新聞は28、29両日、電話による全国世論調査を実施した。安倍晋三内閣の支持率は43%で、3月の前回調査より8ポイント上昇した。不支持は33%で9ポイント減り、1月の調査以来3カ月ぶりに支持が不支持を上回った。支持理由で「指導力に期待できる」が増加する一方、不支持理由は「指導力に期待できない」が減少。抵抗を受けながらも公務員制度改革関連法案を国会に提出したことなどを有権者が評価したことがうかがえた。

 昨年9月の内閣発足直後の調査で67%あった支持率は一貫して下がり続けていたが、発足7カ月で初めて上昇した。

 指導力以外にも、27日の日米首脳会談、11日の日中首脳会談など一連の首脳外交と、週末などに積極的に行う地方視察などにより、「顔が見える」ようになったことも支持率上昇の要因になったとみられる。

 支持率を支持政党別に見ると、大きく落ち込んで「安倍離れ」をうかがわせていた公明支持層が前回比8ポイント増の52%と過半数を回復。「支持政党はない」と答えた無党派層も30%(前回比8ポイント増)で発足以来初めて増加に転じた。自民支持層は77%(同7ポイント増)、民主党支持層は21%(同6ポイント増)だった。

 年代別では20〜60代で前回よりアップ。特に20代は支持が前回比21ポイント増の43%だったのに対し、不支持は同19ポイント減の27%で、支持・不支持が入れ替わった。

 支持理由のトップは、「若くて清新なイメージがあるから」の46%だったが、「指導力に期待できるから」が前回比5ポイント増の15%。不支持理由は「指導力に期待できないから」が41%と最多だったものの、前回の53%から大きく減少した。

 政党支持率は、自民の29%、民主の16%がいずれも前回比2ポイント増。公明は前回と同じ5%、共産は1ポイント減の2%などで、無党派層は5ポイント減の42%だった。【西田進一郎】

毎日新聞 2007年4月30日 3時00分

特に注目すべきは、『20代は支持が前回比21ポイント増の43%だったのに対し、不支持は同19ポイント減の27%で、支持・不支持が入れ替わった』というところ。今回不支持が支持に転じた層は、一昨年の郵政総選挙でコイズミを熱狂的に支持した層とほぼ重なると考えてよいだろう。ネットウヨを構成する層でもある。それにしても、20代の支持率22%だったのがいきなり43%にはね上がるというのは常軌を逸している。それだけ、彼らは強力な指導者を欲しているともいえるし、東京都知事選で安倍と同じ極右の石原慎太郎を、マスコミが全力を挙げて支援し、それが選挙での石原圧勝につながったことの影響も大きいと思う。つまり、タカ派的な言論が依然として「勝ち組」の要件だと若者たちが判断したということだ。彼らは、いとも簡単に勝ち馬に乗ろうとする。

ブログランキング上位のネットウヨのブログなどは、なんらかのアンフェアな手段で順位をつり上げていることはほぼ間違いないと思うが、ネットウヨ的な思考自体は若者の間に広く浸透していると見るほかない。安倍に反対する側は、この事実を甘く見てはならないと思う。

みのもんたにキャスターをやらせておいて良いのか?

イシハラ氏の映画でGWに戦闘機が展示される!またアベ氏徹底崇拝?みのもんた発言 | Like a rolling bean (new) 出来事録
上記のブログ経由で東京新聞に載ったみのもんたのインタビュー記事を知った。
これはひど過ぎないか? ここまで安倍に肩入れしているやつにまともな報道なんてできるのか?
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2007043002012707.html

大きなお世話かもしれませんが… 阿部さんにひと言<上> 夢実現へ忍耐力持って

司会者みのもんたさん

 ――安倍晋三首相の印象は。

 「おっとりとして、いいお育ちをしていますね。相手の表裏を見ようという人ではない。魑魅魍魎(ちみもうりょう)とした世界に初めてまっとうな政治家が出てきた。個人的には好きですね」

 ――なぜそう感じるのですか。

 「執務室に吉田松陰銅像があった。理由を聞いたら『ふるさとの大先輩であり偉人です』と、すうっとおっしゃった。いい印象を持ちました」

 ――政権半年余をどう評価しますか。

 「政治というのはローマじゃないけど、一カ月、二カ月、三カ月で動くわけはない。支持率なんて気にせずにやりたいことを思いっきりやればいい。短期間で判断を下すのは軽薄だ」

 ――安倍氏小泉純一郎前首相に比べて、発言も政策も分かりにくいといわれます。

 「そうは思わない。自分に未熟な面があるな、と思っているのでしょう。安倍さんはそういう謙虚な方。考え方もまじめ。小泉さんは発言一つみても、したたかで刹那(せつな)的ですが、安倍さんはそういうことは決して言わない」

 ――メディア受けを狙うことはしないと。

 「そうでしょう。なぜなら安倍さんは、なるべくしてなったのだから。あの時点で安倍さん以外の誰がなれたんですか。そこがほかに誰かがいたかもしれない小泉さんとは違う」

 ――今、国民はどんな政策に最も関心を持っていると思いますか。

 「それはお金でしょう。健康、福祉、教育…すべての裏付けになるから。その中で、日本経済の諸悪の根本は天下りだ。つぶす必要のある団体が多すぎる。そこに五兆円以上の税金がつぎ込まれて、省庁から人間が定期的に送り込まれる。こういう構図を断ち切らないと日本経済は回復しない」

 ――今回の公務員制度改革はその一歩か。

 「大きな第一歩。渡辺(喜美行革担当相)さんの突破力の程は分からないが、『やるよ』と正直に反応しているのが国民。渡辺さんの起用は、安倍さんの一つの正解ですね。その逆が松岡利勝農相。更迭していれば、もっと支持率が上がったかもしれない。でも、そういうものではないというのが、安倍流なんでしょう」

 ――安倍カラーは保守的すぎる印象がありますが。

 「そうは感じない。僕は日本国憲法について、いきさつに関係なく、すごい憲法と誇りに思う。しかし、安倍さんが憲法改正を言うのは、今までの日本を変えたい、新しい日本をつくりたいと思っているのではないか。古い体質じゃなくて、新しい体質だと思う」

 ――今の政治家をどう見ていますか。

 「なぜ政治家になったか考え直してほしい。何のために政(まつりごと)をする立場に身を置くのか。政治家になって、生活が苦しくなった−。そういう方はいい政治をしてくれているが、はっきり言って(多くは)私利私欲に走っている。公僕なんかどこか行っちゃってますよ」

 ――小泉氏は「鈍感力が大事」と助言した。みのさんはどんな言葉を贈るか。

 「忍耐力。いろいろな意見など歯牙にもかけず、長く続けてほしい。首相になってまだ日が浅いが、安倍さんなりの夢とロマンは応援したい。安倍さんじゃなくても、なるべくしてなった人は応援しないと。出る『クギ』は打つのではなく、育てるというのが僕の持論。育てるだけ育ててダメだったら、クギ抜きで抜く。それが政治であり、生きざまですよ」

 安倍氏が、首相に就任して七カ月が経過した。「戦後生まれ初の首相」として鳴り物入りで就任した安倍氏。支持率は一時の低迷状態を脱しつつあるようだが、それでも七カ月前の期待に応えているとはとても思えない。今の安倍氏には、どこが足りないのか。どうすれば、もう一皮むけるのか。政治の外から安倍氏を見つめている「ウオッチャー」たちに聞いた。

 みの・もんた(本名・御法川法男) 司会者。立教大学卒。1967年、文化放送入社。深夜放送「セイ!ヤング」の初代ディスクジョッキーとして人気を博す。79年に退社してフリーに。レギュラー番組は「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS)「おもいッきりテレビ」(日本テレビ)など多数。東京都出身。62歳。

東京新聞 2007年4月30日)

ところで、「阿部さん」って誰?

PS
その後、誤変換は「安倍」に訂正された(2007.5.3追記)