kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

アニメ・漫画で泣けた思い出

きっこの日記

きっこの日記

書籍版の「きっこの日記」を読んでいたら、2003年の大晦日に、恒例のテレビ朝日特番「大晦日だよ!ドラえもん」で「帰ってきたドラえもん」を見て、きっこさんがお母さんと二人で大泣きしたという話があった。
「大晦日だよ!ドラえもん」は、1979年が第一回らしい。Wikipediaには、1981年に「忍者ハットリくん」との組み合わせで始まったとあるが、これは誤りで、私は、1980年にドラえもん単独の特番を見た記憶がある。この時、初期の名作が一気に放送された。「さようなら、ドラえもん」と「帰ってきたドラえもん」には、私も泣けた。
この時の特番では、この「帰ってきたドラえもん」ももちろん良かったのだが、さらに泣けたのは「パパもあまえんぼ」だった。「ドラえもん」のアニメを見なくなって久しいが、「ドラえもん」で一番思い出深いのは、やはりこの1980年大晦日に放送された特番だ。
ところで、近年一番泣けた漫画というと手塚治虫の短編「カノン」だ。これは1974年の作品だが、4年前に読んだ。ネタバレになるのであらすじは書かないが(上記にリンクしたWikipediaの記事にも途中までしか書かれていない)、電車を待つJR姫路駅のホームで読んでいて泣きそうになってしまい、困ったことは忘れられない。戦争の悲惨さを訴えたこの作品は、手塚治虫自身の神戸大空襲の経験に基づいているとされている。確かに、戦争を体験した者でなければなし得ない表現かもしれない。
未読の方には、是非一読をおすすめしたい作品だ。