kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

岸信介の自衛隊出動要請を拒否した赤城新農水相の祖父・赤城宗徳

松岡利勝の「自殺」のあと、後任の農水相赤城徳彦だとは驚いた。
赤城徳彦の祖父は赤城宗徳で、岸信介内閣の防衛庁長官だったが、60年安保で「反岸」のデモを鎮めようと、岸が時の自民党幹事長・川島正次郎を通じて、赤城に自衛隊の治安出動を要請した時、赤城はこれを拒否したのだ。
赤城は、「武器を持った自衛隊の出動で死者が出れば、デモは革命的に全国に発展する。そうしたら、収拾がつかなくなる」と考えたという。岸の暴走を止める理性が、新農水省の祖父・赤城宗徳にはあったのだ。
この赤城の判断が、最終的に柏村信雄警察庁長官が岸に引導を渡すきっかけになった。岸内閣の幕引きに重要な役割を果たしたのが赤城宗徳だった。
宗徳の孫・赤城徳彦は、岸信介の孫・安倍晋三の暴走を食い止めることが果たしてできるだろうか。