「AbEnd」キャンペーンに参加している私は、当然ながら安倍晋三が大嫌いだが、安倍と同じくらい嫌いな政治家が石原伸晃である。もちろん親父の石原慎太郎も大嫌いだが、石原慎太郎は安倍晋三の親父・安倍晋太郎と同様、タカ派だから嫌いというのが先に立つ。だが、石原伸晃は安倍晋三同様、無能なのに偉そうにしているから嫌いなのであって、親父の慎太郎に対するよりもっと嫌悪感は強い。
そんな石原伸晃が自民党の政調会長になったから、ますます安倍政権への敵意は強まるばかりなのだが、今日のサンプロにこの石原が出演した。話がテロ特措法に及んだ時、同法で正当化されている海上自衛隊の給油の85%が、実はイラク戦争向けだという話が出た。司会の田原総一朗は、一昨日江田憲司がこの話をした「朝まで生テレビ」の司会者でもあるから、この話を持ち出すのは当然だろう。
これに対して、石原はもちろん弁明していたが、同時に「今日はじめて聞く話だ」とも言った。嘘だろう。いくらなんでも朝生で出た話がサンプロで持ち出されないことはあり得ないし、テレビ朝日はクリップを作っていたから、当然この話をすることを事前に石原サイドに通告していたはずだ。それでは、なぜ石原はこんなすっとぼけたことを言ったのだろうか。
それは多分、この件について説得力のある説明をする自信がなかったから、初めて聞いた話だからうまく説明できないフリをしようとしたのではないだろうか。
石原伸晃など、所詮はその程度の人間だ。かつて道路公団総裁の藤井治芳（はるほ）に手玉に取られたことを思い出す。石原は、安倍新体制の最大のアキレス腱になると私は予想している。
