kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

大一番に先発する松坂大輔、結果はいかに

MLBアメリカンリーグの優勝決定シリーズ第6戦は、ボストン・レッドソックスクリーヴランド・インディアンズを12対2の大差で下して3勝3敗のタイとして、決着は第7戦にもつれ込んだ。ボストンの予想先発投手は松坂大輔である。
松坂はポストシーズンで2試合に先発していずれもKOされ(1敗)、アメリカのマスコミに叩かれている。
実は、日本でも松坂は長く「大試合に弱い」とされていた。2000年のシドニー五輪で3位決定戦の韓国戦で敗戦投手となり、日本はメダルを逸した。ダイエーと競り合った2000年と近鉄と競り合った2001年のシーズンでは、終盤の首位攻防戦に先発して、ことごとく敗戦投手になった。ようやく西武がリーグ優勝した2002年の巨人との日本シリーズでも、1人で2敗を喫し、4戦全敗に終わったシリーズの戦犯に名指された。2004年のアテネ五輪では、オーストラリア相手に好投しながら1対0で敗れて決勝進出を逃した。
甲子園の全国制覇以来、松坂が大試合でようやく勝てるようになったのは、2004年のパ・リーグプレーオフダイエーを下した時からである。この年の中日との日本シリーズでは、大量点の援護をもらった第2戦で大逆転負けを喫し、再び勝負弱さが顔をのぞかせかかったが、2勝3敗と追い込まれた第6戦で勝利投手となって、チームの12年ぶりの日本シリーズ制覇に貢献した。こうした実績を積んだ結果が、2006年のワールドベースボールクラシックスのシリーズで、優勝を決めるキューバ戦で勝利投手になる栄光につながったのである。
メジャーでも、試練のスタートとなったが、最後に勝てばすべては取り返せる。果たしてどうなるか、明日の第7戦が注目される。