kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

疑問にお答えいただいた植草一秀さんに感謝

植草一秀氏は「良い小さな政府」を主張しているらしい - kojitakenの日記
にて提示した当ブログ管理人の疑問に対し、植草一秀さんのブログ記事
「良い小さな政府」と「悪い小さな政府」: 植草一秀の『知られざる真実』
にて、

私は政府の無駄を排除する意味での「小さな政府」に賛成する。しかし、所得再分配を中心とする財政の機能を軽視する、生存権を脅かす意味での「小さな政府」に反対する。

私は前者を「良い小さな政府」、後者を「悪い小さな政府」と表現した。

というご説明をいただきました。わざわざ当ブログの疑問にお答えいただいたことに感謝します。

ただ、「小さな政府」というのは、「財政規模の小さな政府」の省略形と考えるのが一般的な自然言語の解釈であって、「良い小さな政府」とは、財政規模は小さいけれども、政府が適切なお金の使い方をしている政府、「悪い小さな政府」とは、財政規模が小さく、かつ税金の使い方もデタラメな政府、と私は解釈します。後者は論外ですけれども、ヨーロッパはおろか、議会を解散して来月14日に総選挙が行われるカナダよりも財政規模の小さな日本で、日本以下の低福祉国家であるアメリカを除く、先進諸国並みの社会保障や福祉の充実が可能なのかという疑問は消えません。

とはいえ、長年の自民党政治によって政官業の癒着はどうしようもないところまできていて、まずこれを正すところから始めなければならないという点では異存はありません。