kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「9・11」テロの黒幕が「米政府」とする人が世界に15%もいる

ロイターより。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-33698520080911

米同時多発攻撃の黒幕、世論一致せず=17カ国調査
2008年 09月 11日 11:01 JST

 [ワシントン 10日 ロイター] 約3000人の犠牲者を出した2001年9月11日の米同時多発攻撃の黒幕について、米国外では一致した考えがないことが、10日発表の国際的な世論調査の結果で分かった。

 調査は米メリーランド大の関係機関が運営する各国研究センターの合同プロジェクト「WorldPublicOpinion.org」が、米国を含まない17カ国の1万6063人を対象に実施。それによると、アルカイダが事件の背景にいたと考える人が過半数に達したのは9カ国だった。

 調査対象者の全体平均ではアルカイダの犯行と考える人が46%、米政府との回答が15%、イスラエルが7%などとなった。4人に1人は分からないと答えている。

「米政府との回答が15%」には驚いた。

でも、常々「9・11陰謀論」を批判している私がこんなことを書くと意外に思われるかもしれないが、テロの勃発後直ちに「黒幕ビンラーディン」と、早々と呼び捨て表記にしてアルカイダビンラディンによる犯行と断定した読売新聞の見出しを見て、私はうさんくささを感じた。今でも、早すぎる読売のスタンス確定の裏には何かあったのではないかと疑っている。

しかし反面、テロが米政府による自作自演だ、とする説に最初に接した時には「嘘くささ」を感じた。そして、テロの自作自演説を布教し広めている人びとについて知るにつけ、その嘘くささの直感は正しかったとの確信を強めている。

つまり、このテロに関しては、一方的にアメリカに寄り添った言説は信じられないが、米政府による自作自演説はもっと信じられないというのが私の変わらぬ立場である。どういうわけか、トンデモの批判者はさらなるトンデモであることが多く、安倍晋三統一協会の癒着を批判した人たちの一部が、統一協会よりさらにひどい、ユダヤ陰謀論にはまっていったこともその好例だろう。

トンデモ批判は、まっとうな方法論に則って行われなければならないと私は考えるが、それは存外難しいもののようだ。