kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「陰謀論」はなぜダメなのか

下のエントリの田母神俊雄の論文でも「陰謀論」批判を絡めたが、タイミングよくというべきか、
Dendrodium 春の嵐と異常気象
というエントリが上がっている。

管理人のわこさんとは、何度か陰謀論について意見を交換したことがある。わこさんは、

庶民が自分の国のこと、同胞の事を思って政治的な意見を出す以上は、
政治家に裏の意図(陰謀)が無いかどうかを考えると言う事は、とても重要な事だと私は思うのです。

と書いておられるが、それは当然のことであって、陰謀論の害毒はそんなところにはない。

やはりというべきか、このエントリには、逝きし世の面影 (旧HN・布引洋)のコメントがついていて、そこで布引は、

現実社会に無数に有る有る陰謀を議論する事が嫌いな人は、今現実に陰謀を企みつつある人たちにとっては実に有り難い最大の援助者ですね。

などと書いているが、その布引は、

極左系に殴りこんだ解同系の仁義無き戦い『水からの伝言』 - 逝きし世の面影

において、全く根拠のないおのれの妄想に基づいて、人を「解同」(部落解放同盟)呼ばわりして罵倒した。この布引のやり口こそ、陰謀論の害毒なのである。

つまり、仮説に過ぎないことを疑ったり批判をすることを許さないドグマ(教義)にしてしまう論法を、私は「陰謀論」と言っている。ただ単に陰謀の存在を仮定して疑うことについては、何も言っていない。

ドグマに反する意見を表明すると、「そんなことを言う人間は、○○の手先なのではないか」などと言い出すのが「陰謀論者」の論法であって、「逝きし世の面影」を運営している布引洋は、そうした「陰謀論者」の典型なのである。

「Dendrodium」のこのエントリには、他にも酔っ払ったようなTBなどがあったりして、おいおい、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」かよ、などと要らぬ心配をしてしまう。

わこさんのエントリ自体は、間違った意見とは思わないが、「陰謀論者」や「擬似科学愛好家」につけ込まれやすいとはいえるだろう。