kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

懲りない男・布引洋がまた「陰謀論批判」を批判したが...

またやってる。
陰謀論が嫌いな人の心理 - 逝きし世の面影

これを批判しているのが、
ちょっと一言 - 遠方からの手紙(別館)
である。

以下引用。

陰謀論」という言葉は政治批判を封殺するため、とりわけ9.11テロについての米国政府の公式見解を疑う「自作自演説」的な主張を封殺するために、最近作られ使われるようになったものだ、なんて珍論を言っている人がいるようですが、歴史や社会の変化を誰かの陰謀でもって説明する「理論」のことを「陰謀史観」と呼ぶことは昔からあったんですよ。

その実例が毎日新聞に出ている。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081112dde012010016000c.html

以下引用。

(前略)

 さて、その田母神論文の概要を改めて紹介しよう。日中戦争、太平洋戦争は当時の国際共産主義運動を担ったコミンテルン(1919年創設の国際組織)によって引き起こされたとする“陰謀史観”を披露。

(中略)

 現代史家の秦郁彦さんはこの日の発言を踏まえ、あきれたように話す。

 「マンガ的な低レベルのやりとりで不快でした。肝心の国防について、『これでは国を守れないから困る』といった注文が出ているわけでもない。戦争を巡るコミンテルン陰謀説は、徳川埋蔵金があるとかないとかいったレベルの話です。懸賞論文で最優秀賞を取ったのが不思議でならない。『村山談話』への挑戦とも言われているが、論文には『む』の字もない。本人は『そんな談話あったかな』といった程度の認識でしかないのでしょう」

(後略)

毎日新聞 2008年11月12日 東京夕刊より)

ここで秦郁彦氏は「陰謀論批判」をしており、毎日新聞がそれを掲載している。「逝きし世の面影」の管理人(旧HN:布引洋)の、

今まではユダヤ陰謀論なんていう風に、極々限定的に笑い話や居酒屋談義で使われるぐらいで政治論議で『陰謀論』なんてあやしげた言葉は普通のマトモな大人は使いません。

今のように頻繁に使われだしたのはごく最近の風潮です。しかもネット空間だけの現象でしょう。

今でも対面した討論なら『懐疑論』なら使えるが『陰謀論』なんて言葉は恥ずかしくて使えません。

という主張に対するみごとな反例になっている。

だから「陰謀論者」はダメなのである(笑)。