http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20081219-441795.html
麻生太郎首相は19日午前、東京都渋谷区のハローワーク渋谷を訪れ、非正規労働者向けの緊急特別相談窓口を視察した。職を探す若者に対し、首相は「何かありませんかと言うんじゃ仕事は見つからない。目的意識がないと雇う方もその気にならない。何をやりたいか決めないと就職は難しい」と声を掛けた。
これはあまりにもイタい発言だ。麻生は、きょうび就きたい仕事に就ける人などどれほどいると思っているのだろうか。
しかし、この記事(共同通信)に「はてなブックマーク」をつけた人たちの感覚はそうではないようだ。
はてなブックマーク - 首相ハローワークへ、また的外れ発言? - 政治ニュース : nikkansports.com
ここで記事に対してネガティブなブクマをつけて麻生を擁護している人たちは、「勝ち組の論理」あるいは「上から目線」でものを言っているのだが、彼らのうち客観的に見て「勝ち組」といえる人たちは果たしてどれくらいいるだろうか。
おそらく、誰一人として「勝ち組」はいないと思う。そんな彼らが、「セレブの論理」で麻生を擁護し、マスコミを批判する。そこに、現在の日本の病理がある。