http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/d05a88a409024d2d1d75b25b84d40df1 には呆れた。
Neoliberalismという言葉が使われるようになった最初はHarvey "A Brief History of Neoliberalism"(2005)で
嘘こけ。"Neoliberalism" という英単語なくして、「新」自由主義などという日本語が生まれてくるはずがない。私はハーヴェイの『新自由主義』を読んだから知っているが、この本の邦訳が出版されたのは2007年だ。
- 作者: デヴィッドハーヴェイ,David Harvey,渡辺治,森田成也,木下ちがや,大屋定晴,中村好孝
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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一方、ブログ運動の「STOP THE KOIZUMI」などで「新自由主義」が活発に批判されていたのは、郵政総選挙のあった2005年だった。その頃には、「新自由主義」とか「ネオリベラリズム」「ネオリベ」などの用語は普通に用いられていたはずだ。
そして、ハーヴェイの原著が発行されたのがその2005年なのだ。
だから、池田信夫が書いていることは、まるっきりの嘘っぱちだ。私はかねてから池田のことを「経済学者とは認めていない」とか「四流経済学者」などと酷評してきたが、ここまでひどいとは想像もしていなかった。