私のメインブログ『きまぐれな日々』(2006年4月16日開設)における「ネオリベ」の初出は、2007年1月23日だった。
きまぐれな日々 コイズミはネオリベ、安倍晋三はネオコン
このエントリには、下記のような記述がある。
普通に用いられる言葉でいうと、コイズミ支持者は「ネオリベ」(新自由主義者)、アベシンゾーの支持者は「ネオコン」(新保守主義者)と言い換えられると思う。
つまり、既にこの頃には「ネオリベ」「ネオコン」などはごく当たり前の表現だったのだ。
また、kechackさんのブログ『Munchener Brucke』には、2006年に評判をとった下記エントリがある。
いんちきネオリベラリスト注意報 企業に甘いだけ - Munchener Brucke
これらは、いずれもハーヴェイの『新自由主義』の邦訳が発行される前のブログのエントリである。
Neoliberalismという言葉が使われるようになった最初はHarvey "A Brief History of Neoliberalism"(2005)で
という池田信夫の主張は、きわめて疑わしいのである。