kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

屋山太郎がいつの間にか小沢一郎擁護に回っている

TVタックル』を見ていてあれっと思ったのは、一昨年の参院選挙で、安倍晋三の「公務員制度カイカク」を熱烈に支持し、小沢一郎を「小沢自治労」と謗った屋山太郎が、いつの間にか鳩山由紀夫の背後にいる小沢一郎を評価する立場に変わっていることだ。
ここに、最近の小沢一郎支持者たちの「官僚叩き至上主義」の危うさを私は感じる。彼らの思い描く「官僚批判」は、安倍の「公務員制度カイカク」となんら変わらないのではないか。

「官僚批判」をする時には、官僚のどんな差配が日本の社会・経済に悪影響を与えているかを具体的に論証する必要があると私は思う。たとえば、環境・エネルギー政策に関してであれば、私も「官僚支配」の悪弊を指摘することができる。しかし、「官僚イコール悪」という国民の先入観につけ込んだポピュリズム的な「官僚叩き」は百害あって一利なしである。

屋山太郎小沢一郎にすり寄っている背景には、小沢一郎支持者がステレオタイプ的な「官僚叩き」の陥穽にはまっていることがあるのではないか。そう私は危惧する。