国会の会期延長が55日間と決まった。この延長幅は、衆院選の「9月6日」投票を可能にするためといわれており、実際そうなるだろう。なぜなら、7月のサミット出席を果たすであろう麻生太郎の残る野望は、安倍晋三と福田康夫と遜色ない総理大臣在任期間を確保することだからだ。麻生のつまらないプライドを満足させるためには、衆議院選挙はあくまで任期満了ではなく、解散でなければならない。だから、衆院選の投票日は9月6日で決まりである。総選挙では自民党は確実に敗北するので、安倍晋三と福田康夫がそれぞれ総理大臣の職を投げ出した一昨年、昨年に続いて、3年連続の「9月政局」になるのはほぼ確実だ。いや、2005年の「郵政総選挙」と2006年の安倍内閣発足を含めると、5年連続ということになるのだろうか。
