kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

副島隆彦とは何者か

副島隆彦 - Wikipedia より。

概要

明治期の政治家副島種臣の傍流の子孫。早稲田大学法学部卒業。吉本隆明久野収小室直樹岡田英弘片岡鉄哉を師と仰ぎ、政治思想・法制度論・経済分析・社会時事評論の分野で評論家として活動。それ以外にもカール・マルクスフランシス・フクヤマアイン・ランドマックス・ヴェーバーにも多大の影響を受け尊敬する。日米の政財界・シンクタンクに独自の情報源を持つとのことで、「民間人・国家戦略家」として、「日本は国家として独自の国家戦略を持つべきだ」と主張している。 副島国家戦略研究所(SNSI)主宰。

何のこっちゃ、って感じですね。

属国論の展開

銀行員時代アメリカ勤務を通して得た多くのアメリカ人・イギリス人の友人たちと10年以上にわたり議論を繰り返した結果、日本の学問・思想が、学問・思想における世界的普遍価値から大きく外れたものであり、しかも日本の学者・思想家が自らの利権を守るためそれを密教と化して、日本国民に大きな事実を隠してきたことを知ったとする。そのため、日本の一般民衆は、自分ですら自分が何を考えているかわからない無意識の状態になっており、その結果、日本では、政治家が育たず、国家戦略なき国家となり下がり、意識的・無意識的に、イギリス、アメリカ等その時代時代の覇権国のコントロールを受けているとする。

1994年に総合法令から『政治を哲学する本』(後に後掲『決然たる政治学への道』に改題)でアメリカこそが世界の覇権国であり、日本を含め西欧諸国ですらその属国の一つにすぎないとする属国論を提唱し、日本は、アメリカに政治、金融経済、学問・思想のすべての面で完全に敗北しており、その現実を直視することによって初めて日本固有の民族的価値を守ることができると主張した。その上で、学問・思想における世界的普遍価値に基づけば、日本は天皇を主君とする前近代的な王政国家であることは明白であるとし、明治維新について、理想に燃える下級武士が単独で近代革命を成し遂げたとする司馬遼太郎によるいわゆる司馬史観を否定し、イギリスが当時覇権を争っていたロシア帝国の勢力拡大を防ぐため、岩倉具視坂本龍馬らのスパイを育成・使役することによって親イギリス政府を作るという世界戦略の一環であったと主張している。

岩倉具視坂本龍馬がイギリスのスパイだったって?(笑)

評論活動に対する反論

  • 著作や訳書に陰謀論にもとづくものがある。
  • 2004年には人類の月面着陸はなかったとウェブページと著書で主張した。新聞の書評に「夏バテにはドリンク剤とトンデモ本が一番」と紹介され、と学会からも間違いを指摘されて、インターネット上でも同様の議論が数多くなされた。『人類の月面着陸は無かったろう論』の後書きで副島は、「私の主張が明白に間違いで、アポロ11号の飛行士たちが月面に着陸していたことの明白な証拠が出てきたら、その時は私は筆を折る。もう二度と本を書いて出版することをしない。」とまで書いている。

『人類の月面着陸は無かったろう論』については、つい最近フォロワーの文章を読んだような気がする。元祖はもちろんソエジーだよね。

リーマンブラザーズの破綻や、オバマ大統領の誕生などを予測し、これを的中させている。佐藤優 (外交官)は、「副島さんがすでに2007年4月の時点で、バラク・オバマ氏が民主党大統領候補となる。と決めうちしたことは驚きました。日本で一番早い予測だったのではないかと思います。」「副島さんの今回の的確な予測は、他の人がいろいろと留保をつけるなかで、非常に突出していました。」と、対談「暴走する国家 恐慌化する世界」(日本文芸社)の中で評価している。

こんなところにも佐藤優が出てきて、ソエジーの宣伝をしています。これぞ佐藤優現象?

2009年2月14日中川昭一財務・金融大臣(当時)のローマでの泥酔会見に関しては、会見直前のウエスティン・エクチェルシオール・ホテル1階のレストラン「ドニー」での談話会で玉木林太郎財務省国際局長、読売新聞記者の越前谷知子日本テレビの原聡子、ブルームバーグの下土井京子らが列席したとし、読売新聞社日本テレビアメリカと手を引いており、またブルームバーグ小泉純一郎元首相らとの関係を持つことをふまえ、親米勢力による謀略との見解を出している。

つまり中川(酒)アメリカの陰謀にはめられたんだ、ってワケですね。ネット右翼が涙を流して喜びそうな陰謀論です。

リベラル・左派とか市民派とか言われたり、自分がそうだと思っている人たちは、ソエジーの本なんかに手を出さないほうが良いと思う今日この頃なのです。