kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

これはひどい! マスコミ人の「パージ」を主張する植草一秀氏

政権交代後の「粛清」を煽る、元痴漢のU草氏 経由にて知ったのだが、いくらなんでもこれはひど過ぎる。常軌を逸している。

8月30日総選挙に勝利し「無血革命」を実現しよう: 植草一秀の『知られざる真実』

以下引用する。

新政権を樹立する際に、もうひとつ重要な緊急課題が存在する。メディアの民主化である。日本のマスメディアは腐り切ってしまった。ごく一部を除いて大半のマスメディアが権力の走狗(そうく)になり下がってしまった。

テレビに頻繁に登場する人々の9割以上が、「走狗」に塗り固められてしまった。第二次大戦後、GHQによる「公職追放」が実施されたが、新政権樹立後、マスメディア人材の「パージ」を実行する必要がある。偏向報道を主導した関係者の責任を明確にしなければならない。

主張の前半はまだ良い。だが、「新政権樹立後、マスメディア人材の「パージ」を実行する必要がある」とは穏やかではない。

たとえば、植草氏は
テレ朝サンプロ竹中氏偏重と選挙妨害疑惑: 植草一秀の『知られざる真実』
で、7月12日放送のテレビ朝日サンデープロジェクト』を批判し、

番組後半では静岡空港問題と関連させて、静岡県知事選の分析が示された。

番組の主張は以下のようなものだ。

静岡空港建設は静岡県のオール与党体質のなかで決定された。民主党の支持母体である連合静岡が空港建設賛成に回った影響が大きかったとする。

静岡県知事選に出馬した海野徹氏は静岡空港建設に反対したため、連合静岡の支援を得られず、参院選再選を果たせなかったとする。知事選に再度立候補し、県議会のオール与党体制に抵抗したが、敗北した。

このようなストーリーが述べられ、空港建設に賛成した連合静岡が批判の対象とされた。同時に、県議会のオール与党体制が批判の対象とされ、民主党も議会では与党として空港建設に賛成したことが暗に批判されていた。

この放送は、東京都議会議員選挙当日の特集としては、重大な問題をはらんでいる。東京都議選では共産党民主党などに対して、石原都政の政策に民主党が賛成してきた経緯を批判し、共産党への投票を呼び掛けている。

共産党の主張は共産党の主張として尊重されるべきであるが、民主党社民党は、「政権交代へのうねりを都議会選挙でも明示しよう」と、政権交代推進政党への投票を呼び掛けている。

東京都議選当日に、静岡空港問題を放送し、県議会の「オール与党体制」を批判することは、東京都議選での民主党社民党への投票に対する「選挙妨害」の疑いが濃厚である。

自公政権政権交代を阻止するために、民主、社民、国民新党への投票集中を阻止しようと血眼になっている。この意味で、この日の特集は重大な問題を孕(はら)んでいる。

などと書いている。当然、植草氏から見たらこの日の「静岡空港問題特集」は「パージ」の対象になるだろう。これは、
好企画だったサンプロの静岡空港問題特集 - kojitakenの日記

及び

きまぐれな日々 連合が歪めた静岡県知事選&鳩山由紀夫の危険な方向転換

で、当該のサンプロの特集を高く評価した私にとっては、決して見過ごせない言説である。植草氏の主張は、「表現の自由」を侵害するものだ。断じて許せない。