http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shizuoka/CK2009082302000190.html
静岡1〜6区は民主党が優勢らしいが、当ブログ管理人の興味はそこにはない。以下、新聞記事から静岡7区の部分を抜粋する。
[7区] 城内先行 斉木、片山続く
7区立候補者=届け出順
城内 実 44 無元
斉木 武志 35 民新
竹内 隆文 51 諸新
片山さつき 50 自前
復活を期す城内が先行し、若手の斉木、再選を目指す片山が追いかける。態度を決めていない人は三割。投票先を決めている人では、城内は支持政党なし層の四割以上の支持を集め、古巣の自民支持層で四割に届く勢い。民主支持層も三割に食い込む。前回敗退後の支持固めが功を奏しており、終盤戦も「他候補をしのぐ活動」で引き離しを図る。
斉木は民主支持層の五割をまとめたが、支持政党なし層は二割にとどまる。年代では四十代の支持が城内を上回る。全国的な党勢拡大の波に乗ろうと、「政策の具体性を訴える」と街頭演説中心の活動を貫く。
片山は、自民支持層を城内と分け合う。「かつてない与党逆風」も加わり、組織の引き締めに必死。公明支持層の五割は固めた。支持政党なし層は二割に届いておらず、知名度を生かせる街頭活動にも力を注ぐ。
生データはわからないが、仮に城内実の得票を、自民支持層(29.3%)の4割プラス民主支持層(17.4%)の3割プラス「支持政党なし」(28.5%)の4割として計算すると、有権者の28.4%を押さえた計算になる。
これに対し、斉木武志の得票を、民主支持層の5割と無党派層の2割の和としても、城内の半分の14.4%に過ぎない。また、片山さつきの得票を自民党支持層の4割プラス無党派層の2割プラス公明支持層(4.2%)の5割と、おそらく実数よりかなり多めに見積もっても、19.5%にしかならない。実際には、片山は自民党支持層の3割程度と「支持政党なし」の1割5分程度しか押さえていないと推測される一方、斉木には今後民主党への追い風もあるだろうから、斉木と片山の得票はどっこいどっこいになると思われるが、いずれにせよ2人とも城内実には遠く及びそうにもない。
なんとしても大きいのは、城内が「支持政党なし」の4割を押さえていることだ。その中には、城内が民族主義系極右派候補者であることや、先日の「眞鍋かをりポスター事件」、ましてや国籍法改正をめぐる城内ブログの "bakawashinanakyanaoranai" のことなど全く知らず、城内の「お涙頂戴」の臥薪嘗胆物語に同情している人たちも多数いることだろう。