kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

掲示板投稿者 vs. ブロガー

かつて私は掲示板投稿者だった。とはいっても、2ちゃんねるはROMで、投稿は別の掲示板にしていた。当時、結構力を入れて書いた投稿が、あっという間に埋もれてしまうのは当たり前だった。

ところが、ブログを始めて日が浅い頃、まだ1日のアクセスが100件くらいで、日によっては2桁しかないこともあった頃にも、妙に検索エンジンに引っかかりやすいことに気づいていた。たまたま、村上世彰のことを時々書いていたら、いきなり村上が逮捕され、1日のアクセスが突然500件を超えたことがあった。さらにその数日後、安倍晋三統一協会系の大会に祝電を送っていたことがネットでスクープされ、その騒ぎに加わった。ある日、昭和天皇靖国神社へのA級戦犯の合祀に怒っているという説についてブログで触れたところ、その半月後に日経新聞が「富田メモ」をスクープし、ブログへのアクセスが初めて1日1000件を超えた。その数日後に書いた、ある電波芸者に関する記事は、その後今に至るまで検索エンジン経由でアクセスされ続けている。

掲示板投稿者だった頃も、ネット検索でよく調べ物をしたが、自分が書いた投稿に行き当たったことなどほとんどなかった。だが、ブログを始めてからは、検索していて自分の記事に出くわすのは日常茶飯事である。

そもそも、掲示板全体のアクセスは多くても、特定のトピやスレの読者数はたいていの場合2桁である。ところが、ブログをやっていれば、何も努力しなくても日に2桁程度のアクセスは簡単に得られる。ちょっと頑張れば3桁のアクセスを得るのもさほど難しくはない。ログも残る。一方、掲示板をやって数人のアクティブな投稿者間で盛り上がったところで、その場では結構楽しいけれど、あとには何も残らないのである。

掲示板投稿者対ブロガーでは勝負にならない。ブロガーは圧倒的なアドバンテージを持っている。ブログの脅威となり得るのは他のブログである。ブログに煽られたコメント投稿者たちが、相手方のブログのコメント欄を荒らすからである。私はかつて『博士の独り言』の読者にこのブログのコメント欄を荒らされたことがあるし、『凪論』のコメント欄を見ていたら、城内実に煽られたコメンター(「コメンテーター」の誤りではなく、「コメンター」というブログ用語)が書いたと思われるコメントが散見された。

いくら徒党を組んだって掲示板投稿者がブロガーに勝つことなどできないのだから、挑戦したい者はブログに参入すべきである。ブログは楽しいよ(笑)。まだ経験の浅い頃に、同じ反政府系の某有名ブロガーの逆鱗に触れた時は怖かったけど。