kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

かつてネット右翼の心をわしづかみにした城内実の言動

遅ればせながら、http://b.hatena.ne.jp/entry/potthi.blog107.fc2.com/blog-entry-777.html%23comment11614 経由にて知る。なんとブログのコメントに「はてなブックマーク」がついていた。

城内がネットウヨクらのハートを鷲掴みしたのは人権擁護法案の反対運動です。インターネットは、人類に残された差別発言、誹謗中傷に関する最後のフロンティアです。それらに対する規制を断じて許してなるものか、というムーブメントの中で彼はネトウヨのカリスマヒーローになっていきました。

このコメントを読んで、城内実が国籍法改正にかかわるあの悪名高いブログ記事を削除しない理由がやっと理解できた。あのエントリは、城内が右翼の支持をつなぎ止めるための生命線であって、間違っても削除したり釈明したりするわけにはいかないのだ。城内が「左」に媚びたのは「郵政総選挙」での落選のあとだが、人権擁護法案に反対してネット右翼の「ハートを鷲掴みにした」のはそれより以前の自民党森派の代議士時代のことである。城内実の心の本籍は今なお自民党森派(現町村派)にあるのだから当然だ。

それが、落選後一転して「左」側の反新自由主義のトレンドにも媚を売り、それはまんまと功を奏してきた。総選挙で山口4区から民主党公認で立候補して落選した戸倉多香子氏まで、「気くばりの人」とか何とか言って城内を持ち上げていたくらいだから、城内の左派向けイメージ戦略はかなり成功していたといえる。正直言って私は、民主党公認の斉木武志を差し置いて、なんで城内実なんかにリップサービスするんだ、と腹を立てたけどね。その甘さが、前回の参院選でも今回の衆院選でもいまいち戸倉氏の票が伸びなかった一因ではなかろうかと思う。

しかし、これまで「右」にも「左」にもいい顔をしてきた城内実の手口は、今まさに破綻に瀕している。そりゃそうだ、「右」に媚びる時と「左」に媚びる時の言葉が相矛盾するのは当たり前だろう。