kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「反環境」で「共闘」する真正保守(笑)と政権交代ブロガー

http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20091019 のコメント欄経由にて知る。

http://kofukuohen.blogspot.com/2009/07/no.html

幸福実現党が「真正保守(笑)」といえるかどうかはよくわからないが、これはひどいというのかこれはいたいというのかあたまがわるいというのかことばがみつからない。

環境国賊小池百合子にNOを!

というタイトルからしてぶっ飛ぶ。

 麻生首相が、地球温暖化対策のためということで、温暖化ガス(CO2など)の15%削減を打ち出した。それに呼応するかのように、次期自民党総裁のタナボタをひそかにねらう小池百合子氏が、温暖化対策と称して、「環境福祉税」の導入(ガソリン税の加算)を訴え始めた。
 しかしこれは、あまりにも、怪しげな動きである。そもそも、このテーマの問題の所在を知っている人間にとっては、見過ごせない悪乗りである。
 なぜなら、「地球温暖化とCO2は、本当は何の関係もないのではないか」という、今やかなり説得力を持つに到った有力説を無視し、かつ、国際的な“環境左翼”の洗脳を利用して、タカ派を自認する小池百合子氏がそれに便乗して、それによって一国の総理を狙おうかという構図は、あまりにも迎合政治家すぎて、日本の将来を危うくするものだからである。

 南極の氷が溶けて、海面が上昇すると言われているが、それに見合う海水の蒸発が発生するので、大規模な海面上昇は、実は起きないはずであると。今起きている海面上昇は、おそらくすべての自然現象に伴う誤差の範囲であろう、というのだ。

お、これは北極の氷の融解について、アルキメデスの原理を用いて海面上昇は起きないと言った武田邦彦教授の説とは別物だね(注:武田教授の主張は北極海に浮かぶ氷については正しいが、グリーンランドの陸地を覆っている氷については成り立たない)。

小池百合子は、環境左翼に牛耳られている「国際環境会議」の実態を知っているのか?

 かつて筆者は、京都議定書(1998年)の出発点となった、1988年国連IPCC会合(気候変動に関する多国間会議)の日本政府代表団の一員として、京都議定書のそもそものフレームを作る仕事の、事実上コア・メンバーを務めた。小池百合子さんなんぞよりは、はるかにこの問題のプロであり、老舗です。
 そして、この種の会合に参加して、仰天したことがある。普通、国際交渉というのは、その性質上、当然のことながら非公開であるのに、環境国際会議に限って、必ず外野席が設けられていて、そこには、グリーン・ピースなどの過激派を始めとする左翼グループが陣取っていて、各国政府代表の発言を「監視」しているのである。
 当時のアメリカはまだ、共和党政権だったので、彼らや良識派のイギリスと組んで、環境左翼の事実上言いなりになっていたドイツ、カナダなどを何とか説得して、良識ある国際合意をつくりあげるのに、ずいぶん苦労した。
 「良識ある」という意味は、マルクス主義者、共産主義者の最後の逃げ場となっていた地球環境会議(何やら日本の民主党そっくりです!)が、環境問題の装いをとりながら、実は「バランスのとれた経済成長」すら否定し、“経済の発展”や“豊かさ”すらをも否定する、「嫉妬の論理」に貫かれた社会主義者であったことに対して、この地球と人類の未来に対して、真の責任を果たしたかったからである。

すごいな。日本の民主党というのは「マルクス主義者や共産主義者の最後の逃げ場」だったのか。

まことに怪しげな「気候変動モデル」に踊らされる国際社会

 もう一点は、温暖化の試算に使用されている「気候変動モデル」は、きわめて怪しいもので、専門家の気象学者ですら、本心では、国民の私有財産に一定の制限を加える(課税などの)根拠とする点については、良心の呵責を感じているはずである、ということである。
 これが、物理学者からの批判に、気象学者が有効に反論できない理由のひとつであり、国際社会全体が、あたかも全学連世代のように、環境左翼の洗脳から抜けきれない理由でもあるのだ。

幸福実現党は、
中国のような公害レベルの環境問題に対しては、
断固、対策をとりますが、
「CO2の増大そのものが地球を破滅させる」などという根拠のない話は、
一種の終末論に過ぎないと考え、
「技術の進歩による問題の解決を捨てて、原始の時代に帰ろう」などという
形を変えた左翼運動に対しては、断固、戦います!
代替エネルギー、新エネルギーの開発を
国策として強力に進め(中国のシーレーンへの脅威に対抗する意味でも)、
性急なCO2排出削減はするべきではないと考えます。

今や、「ホンモノの保守」、「ホンモノの責任政党」は、
幸福実現党しかなくなりました。
小池百合子を選ばなければ、政権政党として生き残れない」という程度の
発想しかできない自民党は、
もはや崩壊状態に近く、維新前夜の江戸幕府末期にそっくりです!
今度の衆議院選が終わったら、存続しているのかどうかもわかりません。

なぜか唐突に新エネルギーの開発を主張している。何が何だかさっぱりわからない。

ところで、これほどまでにも猛烈な非難を浴びせかけた幸福実現党というか「幸福の科学」に、小池百合子は自分からすり寄っていったのである。しかも、そのあげくに小選挙区で敗れた(痛恨事は比例区で小池が復活当選したことである)。

もう一つ不思議だったのは、民主党支持のはずの旧「政権交代」ブログの間で一時期「地球温暖化陰謀論」が流行したことだ。これには、下記記事の影響があったとも考えられる。

地球温暖化仮説への疑念: 植草一秀の『知られざる真実』

だが、実際には上記植草氏のエントリ以前から、「政権交代ブログ」の間で「地球温暖化陰謀論」が流行しており、植草氏はその流れに乗ったに過ぎなかった。植草氏の記事からリンクが張られているブログが中心的な存在だったが、現在は閉鎖されている。そして、当該ブログは単に武田邦彦教授が開陳している説を紹介、敷衍しているに過ぎなかったのである。

城内実の応援や「地球温暖化陰謀論」に熱中することで「真正保守(笑)」と「政権交代ブロガー」が「左右共闘」しているのは滑稽きわまりない図式だ。