日米株価1万ポイント割れと今後の経済政策: 植草一秀の『知られざる真実』 より。
こうした状況を踏まえれば、先行きの経済金融情勢には警戒を怠れないのが現状である。
このなかで、日本のマクロ経済政策運営においては、2010年度当初予算編成をめぐる論議が極めて重要な意味を持ってくる。
本ブログでも再三指摘しているが、2009年度に麻生政権が14兆円もの巨大な規模の補正予算を編成し、補正後予算が102.5兆円規模に膨れ上がった以上、この2009年度補正後予算をベースに2010年度当初予算を検討せざるを得ない。
この点を踏まえずに、2010年度に強度のデフレ予算を編成すれば、その予算編成が日本経済再悪化の引き金を引く原因になる可能性が高い点を踏まえるべきである。
よく納得できる主張だが、なぜブログの文章がそこで止まっていて、上記の主張が、緊縮財政路線を進めようとしているようにしか見えない鳩山政権(特に藤井財務相)への批判につながっていかないのか、そこが理解できない。
植草元教授は、民主党政権を批判することが、ご自身の不利益につながることを恐れているのかと勘繰ってしまう。