kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

巨人が日本シリーズ制覇

原辰徳梨田昌孝も、選手の力をそのまま試合に出させる「普通の監督」だから、こういう場合地力のある方が勝つに決まっており、正直言って日本ハムの敗退は覚悟していた。素直にシャッポを脱いで、巨人の選手や監督をはじめとするスタッフには祝意を表したいし、日本ハムの選手や監督以下スタッフの健闘もたたえたい。但し、ナベツネに対しては祝福どころか呪いの念を送りたい。

ところで、日本ハムが第4戦に勝って2勝2敗のタイに追いついた試合後の勝利監督インタビューで、梨田監督が「東京ドームで勝ててうれしい。これで札幌に戻ることができる」と言ったが、これを聞いて、ああ、日本ハムはやっぱり勝てないだろうなと思った。なぜなら、この談話から、梨田監督が東京ドームで3タテを食って1勝4敗で敗退するのを覚悟していたことがうかがわれたからであって、私としては、たとえハッタリであってももっと強気の発言をしてほしかった。

第5戦に日本ハムが勝てるとは思っていなかっただけに、予想外に善戦したあの試合には勝ってほしかったが、土壇場まで巨人を追い詰めながら、最後は巨人の一発攻勢にやられた。日本ハムファンの間には、監督の継投や代打起用、それに救援投手を責める声もあったようだが、私には彼らを責める気にはなれなかった。日本ハムの選手も梨田監督も精一杯頑張ったと思う。勝負事は同情されてはおしまいなのかもしれないが、これだけ有力選手が巨人や阪神に集中したり、さもなくばMLBに流出する現状にあっては、昨年の西武・岸投手や、同投手を中2日で思い切ってロングリリーフに送った渡辺監督のような、普段とは違っためざましい働きをしなければ、なかなか勝ち切れるものではない。それは、「普通の監督」である梨田監督にはなかなか難しい注文だと思うが、だからといって梨田監督は責められない。選手の持っている力を発揮させてリーグ優勝に導くことだって、決して容易ではないからである。

北海道日本ハムファイターズには、この敗退に落胆せず、来年こそ日本シリーズ制覇を目指して頑張ってほしいと思う。