kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

財政赤字を「家計や企業の赤字」にたとえた前原誠司国交相はおかしい

神野直彦関西学院大教授(元東大教授)は、著書の中で

企業が借金している意味と家計が借金している意味が違うように、政府が借金している意味も、企業が借金をしている意味と家計が借金をしている意味とは、まったくちがっています。

と書いたが*1、『報道ステーション』を見ていたら、前原誠司国交相財政赤字を家計や企業の赤字にたとえて、八ッ場ダム建設を中止する理由とする答弁をした映像が映し出された。

これを見て、やはり前原大臣は財政再建論に立つ新自由主義者なのだなあと改めて思った次第だ。私は、八ッ場ダム建設中止自体には賛成だが、それに代わる、もっと乗数効果の大きい事業に対する政府支出を求めるものである。

それにしても、前原大臣のあのような答弁が国会でまかり通るとは。その方が頭が痛い。