kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

植草センセに喧嘩売ってる(?)城内実センセ

◎ 政 治 ◎ 民主党の石川知裕衆議院議員の逮捕 « 城内 実(きうちみのる) オフィシャルサイト より。

 民主党小沢一郎幹事長の資金管理団体陸山会」が平成16年に購入した土地の問題で、政治資金収支報告書に4億円を記載していなかった疑いが強まり、東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載)の容疑で、小沢氏の元私設秘書で陸山会の会計事務担当だった石川知裕衆議院議員を逮捕した。石川議員といえば、われらが故中川昭一先生の対抗馬で当選した人である。

これは、まるで中川昭一の仇をとったぞと言わんばかりの書きぶりだ。

 私は、今月1月2日のブログで、「世間はお正月気分であるが、政界はすでに参議院選挙に向けて着々と準備が行われている。1月2日の静けさは、今月あたりに起こるであろうできごとの「嵐の前の静けさ」のような気がしてならない。」と書いた。(「1月2日の静けさ」参照)
 まさにブログに書いたとおりとなった。しかし民主党小沢一郎幹事長まで司直の手がのびるかどうかと言うことになれば、その確率は50%もないであろう。かんぽの宿をはじめとする戦後最大の疑獄事件に発展する可能性のある郵政闇利権問題について何らアクションを起こすことができない日本の検察が時の絶対権力者である小沢一郎氏を逮捕する勇気はないであろう。

これは、検察に小沢一郎逮捕をけしかける書きぶりだ。

 ただ、今後考えられるのは検察が自民党の某大物を逮捕し(誰とは言えないが、分かる人は分かる)、返す刀で民主党小沢一郎幹事長やマルチ商法がらみの議員を逮捕するということである。そうなると政界再編がいっきにすすむかもしれない。

二階俊博のことでも言ってるのだろうか。それとも、国会議員たちのルートで、城内がwktkするような噂話が流れてるんだろうか。安倍晋三でも逮捕されれば面白いんだけど、それなら城内がこんな嬉しそうな書き方をすることは考えられないから、残念ながらその線はない。

 いずれにせよ、マスコミが偏向報道しないのであれば、小沢一郎幹事長は議員辞職すべきだという声が国民、世論の間でおきてくるだろう。
 古い政治から決別し、民主党の日本解体法案を阻止し、新しい政治の流れをつくろうではないか。

実は今回のエントリでウケたのはこのくだりだ。なぜって、「マスゴミ小沢一郎を誹謗する偏向報道ばかりしている」と言って年がら年中声を枯らしているのが植草一秀センセであって、城内センセのこの文章は、あたかもそんな植草センセに喧嘩を売っているかのように見えたからだ。

これまで、政治的意図もあって城内センセは小沢一郎批判を控えめにしてきたが、もちろんセンセの本音が強烈な反小沢一郎であることは当然である。しかし、このエントリではまだ、「小沢一郎幹事長は議員辞職すべきだという声が国民、世論の間でおきてくるだろう」という表現にとどまっており、城内センセ自身の意見として「小沢一郎議員辞職すべきだ」と言い切るところまでいっていないところに、もどかしさが残る。

とはいえ、最後の「民主党の日本解体法案を阻止し」というくだりといい、ようやく植草センセと城内センセの蜜月時代が終わったことは間違いなさそうで、ご同慶の至りだ。これで、植草支持と城内支持を両立させることは論理的にほとんど不可能になった。リベラル系ブログに影響を与え続けたあの悪い流れは、ようやく弱まることになりそうだし、城内実としても、選挙に当選した上、民主党外国人参政権や選択的夫婦別姓の法制化を意図しているとされる今となっては、左側の応援団など邪魔なだけだろうから、一刻も早く切り捨てたいと思っているに違いない。酷使さまにはわが家に帰ってもらうのが一番だ。

城内実を応援したリベラル・左派の皆さん、ご苦労さんでした。