kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ナベツネと親しい与謝野馨の不審な動きに警戒が必要だ

与謝野馨が、明日発売される『文藝春秋』4月号に掲載した「論文」で、民主党政権だけではなく、自民党の谷垣執行部を激しく批判し、新党結成もほのめかしているとして話題を呼んでいる。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100307k0000m010047000c.html

自民党:与謝野氏「新党結成辞さず」…執行部批判続々


 自民党与謝野馨財務相が10日発売の月刊誌「文芸春秋」4月号に掲載される論文で、夏の参院選前に谷垣禎一総裁ら執行部の刷新を求め、実現しない場合は新党結成も辞さない考えを示していることが6日、分かった。舛添要一厚生労働相が「谷垣降ろし」に言及したのに続き、ベテランの与謝野氏が執行部を批判したことで、今後、党内に動揺が広がる可能性もある。

 与謝野氏は論文で「この半年間、本気で鳩山政権を倒そうという気概が見えなかった」と指摘。「現執行部を刷新して新生自民党で出直す道もある。それがだめなら新党を含め新しい道を歩む決断をせざるを得ない」と明らかにしている。

 また、与謝野氏は6日、東京都内で記者団に「普段だったら内閣が倒れるような事件が起きているにもかかわらず、(野党の)自民党の評価が高まっていないことに深い反省をしなければならない」と語り、現執行部は鳩山政権を攻め切れていないとの認識を示した。2月の党首討論での谷垣氏についても「(物足りないと)みんな思っているのではないか」と評した。

 谷垣氏は佐賀市内で記者団に「与謝野氏は党の政策立案の要だ。特に政策面では今後、十分力を発揮してくださると思う」と語った。

 一方、河野太郎国際局長は6日付の自身のブログで「去年の総裁選に名乗りを上げなかった人が、いきなり総裁に辞めろというのは違和感がある。(谷垣)総裁に党内の体制を一新するよう求める」と指摘した。【田所柳子、木下訓明】


前々から何度も書いているように、財政再建厨で消費税大増税論者の与謝野馨は私の大嫌いな政治家である。嫌い度からいえば、安倍晋三平沼赳夫城内実ら極右政治家たちを「S」クラスとすると、それに次ぐ「A」クラスであり、小泉純一郎と同じくらい嫌いだ。与謝野の信奉する経済政策なんかを実行したら、日本経済は二度と立ち直ることはないと確信している。

その与謝野は、昨年の解散総選挙前にも麻生太郎前総理・総裁の退陣を求めていたことが明らかになっているが、今また谷垣執行部を批判しているわけだ。まったく河野太郎が言うように、総裁選にも出馬しなかったチキン政治家がいまさら何言ってやがると思う。

しかし同時に、この与謝野の動きには裏があるとも思う。与謝野は、中曽根康弘系列の政治家であり、中曽根と親しいナベツネとも通じているからである。自民党が与党だった時代には、あまり波風を立てる政治家ではなかった与謝野が、民主党ばかりか自民党の谷垣執行部を批判する論文を書いた裏には、ナベツネの仕掛けを感じるのである。

民主党側でも、これまた私の大嫌い度が小泉や与謝野と同等である渡部恒三が、前首相の麻生太郎と会談するなど、怪しげな動きをしている。

ナベツネは「大連立」の野望を決して捨ててはいないとここで指摘しておく。与謝野や渡部恒三をよく監視し、やつらに対する批判の手を緩めないことが重要だ。