kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

バカ畑は長嶋茂雄を政治利用するな

アンチ巨人の私だが、巨人の中でももっとも嫌っていたプレーヤーが堀内恒夫中畑清だった。よりにもよって、この2人が参議院選挙に立候補すると知って、不快でならない。

中畑清といえば思い出すのが「ワン公」発言。巨人の監督に就任した王貞治は、監督就任当初采配ミスを連発して成績がふるわなかったが、巨人の選手からも不満の声がずいぶん聞かれた。それが野球の話にとどまっていれば何ということもなかったのだが、中畑は王監督を「ワン公」呼ばわりした。当時インターネットが普及していたなら、中畑はレイシストの代名詞として、「中畑清」をキーワードにしてGoogle検索したら、「他のキーワード」として「中畑清 レイシスト」が必ず現れたに違いない。そう、現在の某衆議院議員のように。

今でも、「ワン公」をキーワードとしてGoogle検索をすると、「他のキーワード」として「中畑 ワン公」が現れる。中畑が「ワン公」発言をしたのは、確か1984年のことだったと思うが、四半世紀経った今も忘れられていない、悪名高い差別発言である。まあ、蓮舫参院議員に対して差別発言をした平沼赳夫が代表を務める政党にはお似合いかもしれないが。

その中畑は、長嶋茂雄を信奉していたことでも知られるが、参院選に「たちあ枯れ日本」から立候補することが決まった中畑は、さっそく長嶋茂雄を政治利用した。


http://www.asahi.com/politics/update/0511/TKY201005110416.html

「長嶋さんから背中押された」 中畑氏が立候補表明

2010年5月11日20時40分


 たちあがれ日本は11日、夏の参院選比例区プロ野球巨人元内野手中畑清氏(56)の公認を発表した。都内で記者会見した中畑氏は、長嶋茂雄元巨人監督に何度か相談したと明かし、「『政界で大いに羽ばたいてこい』と背中をたたかれた」と語った。

 中畑氏は、民主党から比例区で立候補予定の柔道選手の谷亮子氏(34)とも10日に電話し、「一緒にできたらいいね」と話したという。一方、自民党から比例区で立候補予定の巨人前監督堀内恒夫氏(62)とは連絡を取っていないといい、「敵対意識ですかね」と冗談めかしてみせた。

 中畑氏は現在の心境を「ツーアウト満塁、ツースリーの精神状態」と表現。ただ、「ヒット打っちゃったかな。(記者会見で)気持ちを素直に言えたので」と付け加えた。


記事を読むだけでも、むかついてならない。私より上の世代では今でも長嶋茂雄は絶大な人気を誇るが、その長嶋をバカ畑は政治利用している。単に「スポーツ馬鹿」であるにとどまらず、いまだに「長嶋離れ」できない中畑清という男は、そんな人間であるにもかかわらず有権者を見下している。

谷亮子とは電話で親しく話したが、堀内恒夫とは連絡を取っていないなどと軽薄に語るあたりも頭に血が昇る。私も堀内は嫌いだが、それでも中畑にとっては巨人の大先輩だろう。しかも、中畑が谷に言った「一緒にできたらいいね」という言葉から、昨年7月に渡部恒三平沼赳夫に「一緒にやりたい」と媚を売った言葉を思い出して、余計に腹が立つ。そう、与謝野馨平沼赳夫も、政権与党に復帰したくてたまらない俗物なのだ。だから、たそがれ新党なんかを立ち上げた。民主党(の谷亮子)には揉み手をして、自民党(の堀内恒夫)にはつれなくする、中畑清という男の卑小さは、そのまま「たちあがれ日本」の卑小さをも象徴していると、私は思う。