kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「他に適当な政党がないから」共産党に投票するよ

香川選挙区だったら大いに迷ったところだろうが、東京選挙区となると全然迷うところはない。「他に適当な政党がないから」共産党に投票する。

中国地方にいた頃も自民王国ぶりには頭が痛かったが(2001年の参院選では全国のトップを切って片山虎之助の当確が報じられた)、四国では社民党に投票しようが共産党に投票しようが必ず死に票になる。東京だとそんなことはない。なぜ社民党に投票しないのかというと、政権交代後に社民党が出した結果に合格点は与えられないからだ。

「他に適当な政党がないから」などと言うと、もとからの共産党支持者は怒るかもしれないが、それが偽らざるところなのだから仕方がない。同様の理由で共産党の票が増えたことは90年代にもあり、自社さ政権成立で社民党に投票する気が起きなくなった人たちが共産党に流れた。しかし、共産党はこの人たちをつなぎ止めておくことができず、票を民主党に奪われていった。政治は「結果がすべて」だから、この結果に対する共産党の責任を不問に付すわけにはいかない。現在の「追い風」を共産党がどこまで生かせるかは、当時の失敗から共産党が何を学んだかにかかっているだろう。

ところで、「他に適当な政党がないから」共産党にでも投票するか、という自分自身の気分から思い出したのが、小泉純一郎が首相だった頃、小泉を支持する理由として、「他に適当な人がいないから」というのが必ず多数を占めていたことだ。

当時私は、「他に適当な人なんていくらでもいるじゃないか。森喜朗以外なら誰でも小泉よりはましだ」と掲示板に書いて、小泉信者の怒りを買ったものだ。2001年頃のことで、安倍晋三が台頭する前だった。安倍が台頭したのちだったら、「森喜朗安倍晋三以外なら誰でも小泉よりましだ」と書いたところだ。

いつの間にか、これが総理大臣を支持する理由として挙がらなくなったなと思い出した次第だ。やはり安倍の頃からかなあ。あの頃は、「安倍以外なら誰でも(森喜朗や小泉でさえも)安倍よりはましだ」と思ったものなあ。