kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

三橋貴明の得票数に見るネット右翼の影響力

先の参院選で落選した三橋貴明の得票数は42,246票だった。

1か月前、こんなブログ記事が書かれていた。
http://kotobukibune.at.webry.info/201006/article_11.html(注:リンク切れ)


なんと三橋貴明の得票予想を20万票などと見積もっているのだが、とんでもない過大見積もりだったことが明らかになった。

有権者全体の約1.28%が三橋氏のブログを見ていると推定される

などと書かれているが、そんなにいるわけないじゃん、と思ってしまった。

三橋貴明のブログのアクセス数は、私が運営するブログ(表裏合計)の10倍に満たない程度だと推測している。そこから推計すると、『日比野庵』の見積もりは一桁多いと思った。実際、三橋は『日比野庵』の見積もりの約5分の1しか得票できなかった。

『日比野庵』のブログ主は、三橋の得票を3つに分け、ネットユーザーからの得票を7万6千票、三橋という「作家・経済評論家」が自民党の公認を受けたことによる得票を10万票、三橋後援会からの得票を3万票として、合計20万6千票と見積もっていた。

私はこのうち、ネットユーザーからの得票の見積もりが一桁過大であり、数千票程度が妥当なところだと考える。「作家・経済評論家」が大学の教授や講師と同等の集票力を持つというのも、どう見ても過大な見積もりであり、2〜3万票程度だろう。

三橋自身がブログで書いたところ*1によると、三橋の票は大都市圏で多いほかには、三橋の出身地である熊本と、強力な支援者がいるという静岡が多かったのだそうだ。

静岡の強力な支援者って、もしかして県の西部にいるんじゃないか?

静岡県での三橋の得票は、三橋の全得票の2.4%だったらしい。1000票程度である。これには、「強力な支援者」とは無関係に三橋に投票した静岡県民も含まれるから、「静岡の強力な支援者」の集票力は、せいぜい数百票に過ぎなかったことになる。

これがネット右翼の影響力かと思うと、笑えるものがある。