kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

エラーで逆転され、ファインプレーで逆転サヨナラを阻まれるとは

仙台育英対開星。9回表に打者を外野フライに打ち取ったと思った開星の投手も、9回裏に逆転サヨナラの長打を放ったと思った同校の打者も、ともに勝ったと思ってガッツポーズをした。が、その直後の暗転。

高校野球ではこういう残酷な試合がよくある。甲子園を沸かせたのち中日ドラゴンズ入りした近藤真一が、プロ入り初登板の巨人戦でノーヒットノーランを記録したのは1987年の今頃だったはずだが、同じ日の昼間には、1対0とリードした徳山高校が、9回表一死一塁で打者をピッチャーゴロに打ち取り、併殺で試合終了と思われた場面で投手がエラーを犯し、逆転負けを喫していたのだった。何故覚えているかというと、山口県出身の上司が「近藤のノーヒットノーランより徳山高校のエラーの方がよっぽど劇的だよ」と言った言葉が印象に残っているからだ。

古くは、1979年の簑島対星稜で、エラーに助けられた簑島が延長18回裏にサヨナラ勝ちした試合もあった。