kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

菅直人は「ドラえもんのいないのび太」(笑)

笑ってしまった。
http://www3.rocketbbs.com/731/bbs.cgi?id=liberal7&mode=res&no=13169

雑談*ドラえもん的に (No.13167 への返信) - びるぬーぶ


のび太(菅)
ジャイアン(小沢)
スネ夫(鳩山)


1980年に、タイのプレム首相が、当時タイでも流行し始めた『ドラえもん』ののび太にたとえられているという新聞記事を読んだことを思い出した。朝日新聞の記事だったと思うが、「のびプレム」などと書かれていた。どこの国でも、また30年の時を隔てても、頼りない首相がのび太にたとえられるところが可笑しい。藤子・F・不二雄は偉大だ。

だが、違うところは、プレム首相には「ドラえもん」、すなわちプミポン国王(ラーマ9世)がいたのに対し、菅直人には「ドラえもん」はいないことだ。

ところで、タイ国王はもちろん、当時のプレム首相も健在で、今年90歳、枢密院議長を務め、「タイ政治の黒幕」などと呼ばれているらしい。


http://www.newsclip.be/news/2010826_028377.html

【タイ】プラウィット国防相(元陸軍司令官)、アヌポン陸軍司令官らタイ軍の幹部は25日、タイ国王の諮問機関である枢密院の議長、プレム・ティンスラーノン氏(元首相、元陸軍司令官)のバンコク都内の私邸を訪ね、翌26日に90歳となるプレム氏に祝辞を述べた。

 プレム氏はプミポン国王代理人的な立場で、誕生日前には毎年、現役の軍・警察の最高幹部が祝賀に訪れる。こうしたことから、軍の人事権はプレム氏が握っているという見方もある。

〈プレム・ティンスラーノン〉
 1920年、南部ソンクラー生まれ。1978―1980年、陸軍司令官。1980―1988年、首相。プレム政権はプミポン国王、軍、政党の支持を受けたプレム氏が非議員のまま国政を担当し、「半分の民主主義」と呼ばれた。プレム氏は首相退任後、国王から枢密顧問官に任命されるとともに、「ラタブルット(国家功労者)」の称号を受けた。1998年から枢密院議長。独身。
 高齢ながら、政財官界に強い影響力を持つ。2006年のクーデターで政権を追われたタクシン元首相はプレム議長を「クーデターの黒幕」「スーパーパワー」などと呼び、「二重政権状態を作り出した」と批判している。


どうやら「のび太」どころでなかったらしい。それもこれもプミポン国王あってのプレム氏ということだったのかもしれない。

のび太は、あのままドラえもんをバックにして、成年後には権力者にのし上がるのか、それとも、スネ夫ジャイアンをバックにして権力者にのし上がるのか。のび太スネ夫の権力抗争、などという馬鹿げたことを考えてしまった。

もっともその結果は自明で、腕力しか取り柄のない「剛腕」のジャイアンより、不思議な道具を次々と繰り出すドラえもんの方に明らかに分があり、よってのび太スネ夫の権力抗争は、のび太の圧勝に終わるだろう。プレム氏の現在は、それを体現しているように思えてならない。

だが、悲しいかな菅直人には「ドラえもん」はいないのである。