kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ヤクルト、阪神に連勝。だが阪神ファンの悪罵に首を傾げる

デーゲームでヤクルトが阪神に勝ち、CS進出に望みをつないだ。2点を追う8回、阪神のリリーフエース・藤川球児から、青木のタイムリーヒットとホワイトセルの逆転2ランで3点を奪い、敗色濃厚だった試合をひっくり返した。藤川は、1対0で勝った中日3連戦の初戦でも8回から登板したが、中日・森野にあわや逆転3ランの大飛球を打たれていた。この時は、台風による逆風が森野の打球を押し戻し、藤川は事なきを得たが、8回から登板する時の藤川には不安があるようだ。

阪神の公式ページを見ると、せっかく中日戦で負け試合を同点に追いつき、野手が足りなくなってまでして引き分けに持ち込んで首位を守った阪神が、あっさりヤクルトに引きずり下ろされたために、阪神ファンがまたヤクルトを罵倒している。

しかし、昨夜は好投の久保を早く降板させ、今日は前述のように8回から焦って藤川球児を登板させるという、2試合続けての阪神ベンチの継投ミスであり、阪神ファンは怒りを真弓監督の采配に向けるべきだろう。

ヤクルトは連勝したところでようやく阪神戦9勝13敗(すでに負け越し決定)である一方、中日戦11勝7敗1分け、巨人戦9勝9敗1分けであり、むしろこれまで阪神が首位を保つのに協力してきたようなものだ。8月には中日と巨人をそれぞれ3タテしている。ヤクルトがその6試合を含む10連勝を記録したあと連敗したのも、8月最後の週末、神宮で負け越したのもいずれも阪神戦だった。中日と巨人に負け越している阪神ファンが、勝ち越している相手であるヤクルトに文句を言うのは筋違いだ。阪神が両球団に勝ち越していれば、今頃3位争いは大接戦だったのである。


[PS]
そういえば9月11日で思い出したが、18年前の今日・9月11日、優勝を争った阪神とヤクルトが、甲子園球場プロ野球最長となる試合を戦い、延長15回の死闘の末引き分けた。この年優勝したのはヤクルトだったから(監督は野村克也)、阪神ファンにヤクルト嫌いの気風があるのは理解できなくもない。

それからさらに遡ること7年、1985年の9月11日には、横浜スタジアム阪神が大洋に勝って、21年ぶり優勝に向けてのマジックナンバーを点灯させたが、同じ日の「ロス疑惑三浦和義逮捕騒動にかき消された。また、この日は女優の夏目雅子が亡くなった日でもあった。そう、今日が命日なんだよね。没後25年になるのか。改めてご冥福をお祈りします。