kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

堂々とリバタリアニズムを掲げて河村たかしを支援する副島隆彦一派

小沢一郎民主党代表選で敗北したあと、小沢支持者または小沢信者は、おそらく大きく下記の三つに分かれるだろうと私は見ている。


一つ目は、「小沢信者」は悲劇のヒーロー・小沢一郎にいつまでも固執し、「代表選の党員・サポーター投票はインチキで、実は小沢一郎が勝っていた」という妄想を抱き続ける「勝ち組」。

二つ目が、小沢一郎の敗北を直視し、小沢一郎復活の道のりを模索する「負け組」。

そして、最後の、もっとも厄介なのが、新たなカリスマに乗り換える人たちだ。


植草一秀は、おそらく一番目の「勝ち組」と新自由、じゃなかった心中するしかないだろう。「心中主義」である。

二番目の「負け組」については、どっかの大先生あたりが理論構築する文章に時々目を通す程度で十分だろう。


最後の「新たなカリスマ」に集う者たちは、もっとも厄介だ。具体的には橋下徹だとか河村たかしを思い浮かべるのだが、橋下徹は、自民党公明党の推薦を受けて大阪府知事選に立候補した経緯もあって、小沢信者から少し距離を置かれている。一方、河村たかし自由党時代からの小沢一郎の同志だから、小沢信者に熱狂的に支持されている。

河村たかしは、民由合併の際に一川保夫鈴木克昌海野徹らと「小さな政府研究会」を結成した。これは民主党内「小沢派」の旗揚げと見られたが、小沢一郎自身はこれには参加せず、旧社会党と政策協定を結んだ。

つまり、小沢一郎は、どこまで本物かは別として「転向」したのだが、河村たかしの主張は、昔も今もむき出しの新自由主義のまま変わっていない。

とことが、小沢一郎の人気は、一部の熱狂的な支持者または信者の間にとどまっているが、河村たかし橋下徹同様、首長を務める自治体の住民たちから広く支持されている。この河村たかしの台頭は、小沢一郎よりもずっと怖い。


植草一秀の盟友として知られる陰謀論者の副島隆彦(ソエジー)は、早くもこの河村たかしに目をつけている。

http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1431

「1157」 冒頭に加筆します。私たちも名古屋に集まりましょう。 副島隆彦 
2010.9.18  減税こそ正義である。日本におけるリバータリアン政治家・河村たかしの行動と思想を分析する。吉田祐二筆 2010.9.17


 副島隆彦です。 今日は、2010年9月18日です。

 冒頭に割り込み加筆します。 
私は、9月14日の民主党代表戦で、私たちが熱烈に応援する小沢一郎が、案の定、政治謀略に遭(あ)って、敗北したので、不愉快でたまらず、そのあとの2日間は、庭の草むしりをしながら、じっと耐えて考えていました。そろそろ元気を出さなければなりません。

 この代表選挙は、完全な不正選挙(vote fraud 、ボウト・フロード)であり、アメリカの日本操(あやつ)りの謀略部隊 が、始めの始めから計画して、民主党の選挙規約を作る段階から全て仕組んでいたものです。 この不正選挙のためのマシーン(得票の集計を人為操作するするコンピュータ・ソフト)の名を、 「 アリスポス・システム 」 Arithpos System  と言います。 これをアメリカから導入して、サポーター・党員 の投票で、おそるべきインチキを やりました。誰でも分かるごとく、本当なら小沢一郎が悠々と勝利できた選挙でした。

 そして私たちが熱望する小沢一郎政権 が誕生していたはずなのです。 しかしアメリカは、菅直人と仙谷をあやつり、日本の官僚連合と新聞・テレビのアメリカの手先連合を動員して、始めの始めから、穢(きたな)い手口を使って、このアリスポス・システムという不正手段を駆使して、まさしく権力犯罪の集団となって、私たちの小沢革命=国民民主革命 の第2段階を押しつぶしました。

 それでも、私たち日本人は、これからあともしぶとく闘い続けなければならない。私は、9月3日に、ここに書いた、「小沢一郎の決起に賛成する。しかし用心し注意しないと、敵は何をするか分からない」と厳しく諌(いさ)めた筈(はず)です。

 幸い、我らが小沢一郎は、まだまだ元気だし、私たち清廉で健全な国民運動の人々は団結している。誰が立派な人間か、誰が内部に潜り込んでいた裏切り者であるか、どんどんはっきりしてきている。大事なことは、政治勢力として生き残ることです。

 私たちは生き延び続けて、アメリカ帝国の金融崩壊による衰退をじっと待つべきだと思います。国民民主革命の到来の時期を粘り強く待ちましょう。(私の最新の情勢論、大局での政治論は、あとすこしで書いて載せます。)

それで、今日(9月18日)の 私の冒頭割り込みでの書き込みの理由です。

 この 今日のぼやき「1157」番の 吉田祐二(よしだゆうじ)君の 「名古屋市で今、起きていること」の報告文 は、大変、優れています。 まさしく「減税こそは正義である」です。増税(消費税を10%に)などという、日本国民の生活を地獄に落とすことにわずかでも賛成するような愚劣な人間たちとの闘いです。

 私たち学問道場は、小沢一郎に続く、大変優れた天性の政治家である河村たかし名古屋市長が、始めた、「 市議会そのものを解職請求(リコール)する」 というすばらしい、日本で最先端の闘いに、応援・参加することにしました。 まさしく河村の標語、「夢、負けるものか」です。 

 皆さん。9月23日(木、祝日)のお昼の1時(昼食を済ませてから来てください)に、名古屋市の中心である栄町(さかえまち)の、三越デパートと中日ビルの間にある、バスターミナル前に、集まって、河村たかし市長を代表(党首)とする政党である「減税日本(げんぜいにっぽん)」を運動に加わる形で、集まります。

減税日本 の ホームページは、以下のとおりです。
http://genzeinippon.com/

 私、副島隆彦も参加しますので、どうか、名古屋市在住の学問道場の会員や賛同者は、来てください。名古屋、中部地区の皆さんで、当日、お時間のある皆さんもいらしてください。


書き出しは、今小沢信者の間で大流行の「投票用紙の疑惑」を、"Arithpos System" なる噴飯ものの造語を使って書き立て、小沢信者の傷心をくすぐっているが、ソエジーの真の狙いは河村たかしへの支援の訴えにある。

特にご注目いただきたいのは、「日本におけるリバータリアン政治家・河村たかし」というくだりである。このフレーズを書いたのはソエジー自身ではなくお仲間の吉田祐二という人物だが、なんとも堂々たるもので、もはや新自由主義者である自分たちの正体を隠そうともしない。

「減税こそは正義である」です。増税(消費税を10%に)などという、日本国民の生活を地獄に落とすことにわずかでも賛成するような愚劣な人間たちとの闘いです。

というくだりには、頭痛がしてくる。こんな主張が世に受け入れられるのも、世の左派が「サービスの大きな政府」(高福祉高負担)の目標を高く掲げることを躊躇し、たとえば社民党の党首までもが「まずムダの削減から」とか「社民党は消費税増税に反対します」としか強く訴えなかった*1ふがいなさが原因だ。

今こそ、理想を高く掲げて、リバタリアニズムをむき出しにする彼らと闘うべき時だ。

*1:小声では金持ち増税も訴えていたことは知っているが。