kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

id:iodajfoias氏に答える

id:iodajfoias氏から下記のコメントをいただきましたので、回答します。

iodajfoias 2010/10/12 08:06 kojitakenさんは、稲田朋美も含め右派・極右の人間を日々批判していらっしゃいます。
それは結構なことなのですが、その一方で、在特会主権回復を目指す会維新政党新風など所謂ネトウヨから人気のある組織や、統一教会等の反共団体についての批判は殆ど全くお見受けしないのですが、これはどういう事情によるものでしょうか?

それと、kojitakenさんはコメント欄に長文を書かれる方や議論を望まれる方に良くブログを開設しろと仰いますが、そのコメント主がブログを開設した上でkojitakenさんに議論を吹っ掛けたとしたら、kojitakenさんはそれに応じられるのでしょうか?

以上、差支えなければ、ご回答お願い致します。


統一協会に関しては、「きまぐれな日々」で検索語「統一協会」(「統一会」)とは表記しないのでご注意)でネット内検索をかければ85件が引っかかります。そもそも、『きまぐれな日々』が売り出したのは、「安倍晋三統一協会系大会に祝電を送った」ことを批判した「AbEndキャンペーン」(安倍晋三を異常終了させるためのキャンペーン)がきっかけです。かつては安倍が統一協会に祝電を送ったことを批判するバナーもブログに張っていました。単に安倍批判のみならず、統一協会に対する批判も、初期の「きまぐれな日々」にとって大きなテーマであり、「勝共連合」も3回、「原理研究会」も2回、それぞれ取り上げています。まさか「きまぐれな日々」が「統一協会」を取り上げない、と言われるようになるとは、と月日の経つのが早いのに驚いています。

在特会」については、ご指摘の通りほとんど取り上げません。「きまぐれな日々」では「在特会」を用いたエントリは一件もなく、こちらの「kojitakenの日記」でも3件だけです。これは、一つには3年前にあるネット右翼のブログとバトルをやった経験などから、彼らはネットなどでは声が大きいけれど、実社会には影響力がほとんどないと判断するに至ったためです。私がブログを運営する狙いは、ささやかなりとも実社会に影響を与えたいと思うからであって、その効果の薄い「在特会批判」には気が乗らないということです。そして、そもそも最大の理由は、私が「在特会」についてよく知らないということであって、在特会の害毒に関しては、在特会について詳しい方が的確な批判をなされているようですから、それに私が付け加えることは何もありません。

それから、「コメント欄に長文を書かれる方や議論を望まれる方に良くブログを開設しろと仰いますが、そのコメント主がブログを開設した上でkojitakenさんに議論を吹っ掛けたとしたら、kojitakenさんはそれに応じられるのでしょうか?」というご質問ですが、基本的にブログの書き手はコメント欄で議論を行うのではなく、互いにブログで意見を公開して、どちらがより多くの読者の支持を得ることができるかで勝負すべきだと考えています。その際考慮するのは読者数であって、ブログのコメント欄というのは読者数が限られていることを私は知っています。日にアクセスが何千件かあるブログでも、コメント欄をご覧になる方はその10分の1もいませんし、その後新しいエントリを公開したら、古い記事のコメント欄なんて誰も読みません。

限られた時間内でブログを運営している身としては、読者のほとんどいないところで無駄なエネルギーは費やしたくない。だから、私は自分のブログでさえあまりコメント欄での議論に参加しないことにしていますし、ましてや読者が日に数十件しかないブログで、コメント欄を開放して議論をふっかけられたって、よほど議論する価値があると私が判断しない限り、これを無視、黙殺します。

ブログの世界というのは一種新自由主義的なところがあって、読者が形成する市場がブロガーを評価するのです。ぶっちゃけた話、零細ブログの挑発になんて俺は乗らないよ、それなりのアクセス数を集めてから来い、というのが私のスタンスです。

そもそも極右系のブログは、リベラルだとか左派系のブログよりも伝統的にアクセス数を集めやすいのですから、主張に説得力があれば、日に数千件程度のアクセスを集めるブログを作ることなど、そう難しくはないと私は考えています。