プロ野球二部リーグことセントラルリーグのクライマックスシリーズ第1ステージは、阪神が巨人に連敗して敗退した。
阪神のポストシーズンの弱さは際立っており、通算13勝24敗1引き分けで、2003年の日本シリーズ第6戦を起点にして数えると、実に1勝12敗になる。
今年の二部リーグペナントレースは、巨人と阪神が首位を譲り合っているうちに、普通の上位チームの成績で戦っていた中日に抜かされたあげく、両球団とも一日も早い自力優勝消滅、それが実現した後は一刻も早い優勝の完全消滅を競い合っているかのようだった。
中日の優勝が確定してから、どういうわけか両球団とも見違えるように連勝街道を走ったものの*1、阪神が最終戦に負けて自力2位が消えると、巨人も9回二死までリードしていた最終戦に逆転負けして自分から3位に転落していった。
ブログには書かなかったが、ひそかに私が予想していたのは、クライマックスシリーズの第1ステージが東京ドームで行われた場合はクルーンが打たれて巨人が逆転負けし、甲子園で行われた場合は藤川が打たれて阪神が逆転負けするという展開だった。
そしてそれは現実のものとなった。藤川は、遠征先よりも本拠地で致命的な敗戦を喫することが多いことは、前にも書いた。
せっかくヤクルトが巨人の2位がかかった最終戦に勝ってアシストしてやったのに、と書こうと思ったが、ヤクルトがアシストして阪神を2位に押し上げたばかりに阪神が負けたのではないか、とも思える。そんな阪神のファンは、今後もヤクルトを「犬ルト」呼ばわりし続けるのだろうが、球団新記録のチーム打率2割9分を記録しながら負けたのは、チームとしてまともな戦い方ができなかったからにほかならない。長嶋監督時代の巨人を思い出させる。
負けた阪神に同情の余地などこれっぽっちもないと思う今日この頃である。