民主党再生への緊急提言 菅、仙谷、岡田、前原、小沢総退陣。一年生を総理に! : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち) より。
もう、いい加減にしていただきたいものです。
喧嘩両成敗、という言葉もあります。
菅直人総理、仙谷由人官房長官、岡田克也幹事長、前原誠司前国土交通大臣=現外相は総退陣すべきです。
さりとて、「仙菅」退陣だからと言って、「小沢再登板」と言うわけにもいきますまい。常識的に考えれば、現執行部の大物総退陣なら、小沢さんが総理に、と言う可能性も大きいのですが、ご遠慮いただきたい(実質退陣)。
小沢さんの腹心・輿石東参院会長も退陣されるべきですし、政局ごとに混乱を招いた鳩山由紀夫前総理は政界引退の撤回を撤回されたらいかがでしょうか?
あまり誰も言わないが、民主党の党内抗争は、1979年に自民党で繰り広げられた「40日抗争」より長い。いや、当時も翌1980年5月の内閣不信任案可決まで尾を引いたから40日どころではなく長かったのかもしれないが、民主党だって6月の鳩山辞任以来ずっとやっているともいえる。いい加減にしろと言いたくなる。
今度は、30年前とは違って、民主党反主流派が反乱を起こして内閣不信任案可決なんてことはできない。解散総選挙となったら、民主党主流派も大打撃を受けるが、それ以上に小沢・鳩山派は壊滅的な打撃を受け、現在の社民党や共産党並みの弱小勢力になり果てるから、小沢一郎は民主党を割りたくても割ることができず、だからこそ党内で「仙菅」を潰そうとしている。つまり、自らが積極的に推進した「政治改革」の報いを、自らが受けているのである。
一方の、「仙菅」も、もはや小沢一郎を切ったところで内閣支持率の回復はあり得ない。たちあがれ日本との連立工作が発覚した時点で菅政権は終わったと考えるべきである。
1974年に田中角栄首相が「金権政治批判」を受けて退陣した時には、椎名裁定で三木武夫内閣が誕生した。三木は反田中だったが、自民党右派だった反主流派の中心・福田派との政策も大きく異なる政治家だった。
民主党も、これほど延々と醜い権力闘争を繰り広げて、「国民の生活が第一」のスローガンを自ら裏切ってきたのだから、一年生議員は極論としても、主流派と反主流派の両方に距離を置いている政治家を選んで、新政権で再スタートを切るべきだろう。当然トロイカをはじめ旧世代は退くべきだし、特にもっとも罪が重いと私が考えている鳩山由紀夫は、引退宣言撤回の撤回どころか、即刻議員辞職してもらいたいくらいだ。岡田克也・前原誠司の代表経験組も、反主流派の中心でもあることだし、退いてもらいたい。そして、間違っても与謝野馨なんかを仲間に引き入れないことだ。