kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ますます自民党に似てきた「菅対小沢」の党内抗争

民主党の「菅対小沢」の党内抗争は、ますます70年代後半の自民党に似てきた。

1976年の「三木下ろし」(三木・中曽根対田中・福田・大平)、1979年の「40日抗争」(大平・田中対福田・三木)など、そんなに仲が悪いのなら党を割ればいいじゃん、と思っていたが、彼らは自分から党を出ていくつもりは寸毫もなく、延々と抗争を繰り広げていた。

今の「菅対小沢」もそれと同じだ。一般には、「親小沢対反小沢」と言われることが多いが、ついに首相・菅直人が抗争の先頭に立ったので、「菅対小沢」という方が適当だろう。

私は、たちあがれ日本と連立を組もうとした菅直人も、集団的自衛権の政府解釈見直しを主張する解釈改憲論者の小沢一郎も、ともに早く政界の表舞台から去ってほしいと思っているので、菅対小沢の抗争など見たくもない。菅や小沢以上に罪が重いと考えている鳩山由紀夫と合わせて、3人揃って即刻議員辞職してもらいたいとさえ思っている。

菅も小沢も、小選挙区制をとる現状で党を割るのは自殺行為だとわかっているから、延々と民主党内で抗争を続けるだろう。90年代の「政治改革」によって、そういう選挙制度を作ったのも彼らである。彼らより下の世代の人間は、早く彼らを引きずり下ろさない限り自分の将来も危ないはずなのだが、そんな人間が民主党にいるだろうか。

たぶんいないだろうな。民主党の未来は、限りなく暗い。