kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「原子力の専門家」を僭称する武田邦彦を信用してはいけない

福島原発事故が起きる前には、「武田邦彦」を検索語にしてGoogle検索をかけると、下記「きまぐれな日々」のエントリが最初のページに表示されていた。


きまぐれな日々 地球温暖化懐疑論者「武田邦彦」教授の呆れたトンデモぶり


このエントリで批判したように、武田邦彦は、専門分野における仕事以外何一つ信用できない「トンデモ学者」である。

ところが、今回の原発事故で、「安全な原発推進論者」を自称するこの武田邦彦が矢継ぎ早にネットで主張を発信し、それが「小沢信者」のみならず、リベラル系の人たちにも広く支持されているらしい。「安全だ」、「心配ない」と呼号する「原発安全厨」の原子力村の学者や御用コメンテーターたちは、今や「狼なんて来ないぞ、来ないぞ」と叫ぶ「逆狼少年」も同然だから、武田の言説が人々の心に訴える理由はわからないでもない。

だが、トンデモはトンデモである。「筋の通らない味方」は「筋の通った敵」よりたちが悪い。何より「安全な原発推進」という武田のスタンス自体が怪しい。原発に必要な安全対策をとったらコストが莫大にかかり、それだけでも今後の日本のエネルギー政策を考える時に、「原発増設」は考慮の対象外であることは当然だ。

私は、一連の武田の文章など「読むだけ時間のムダ」と考えてほとんど読んでいないので、武田を批判するブログ記事として下記をあげておく。


武田邦彦氏の功罪 (1/2)


ところで、私がびっくり仰天したのは、武田が「原子力の専門家」と紹介するマスコミのサイトがあるばかりではなく、上記『NATROMの日記』によると、「原子力の専門家」を自称しているらしいことだ。

私の理解では、武田の専門は資源材料工学で、研究テーマは機能材料構造だったはずだ。

それを、原発地球温暖化論について発言しているからといってマスコミが「原子力の専門家」と誤解するだけならまだしも、当の武田自身がそれを僭称するとは、武田という人間はどこまで面の皮が厚いのか。

やはり、武田邦彦なんかを信用してはいけない。