kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

アメリカのビンラディン殺害に関して毎日新聞が異例の論評を掲載

アメリカがビンラディンを殺害したというニュースには驚いた。アメリカは「仮想敵」の存在を維持するために、ビンラディンをわざと捕捉しないか、さもなければとっくの昔に病死しているのにそれを伏せているかのどちらかだろうと思っていたからだ。


毎日新聞に異例の論評が出ている。
http://mainichi.jp/select/world/america/news/20110502k0000e030060000c.html

 98年、「ビンラディン」の名が一躍、世界に知れ渡る。アフリカで起きた米大使館同時爆破事件で、アフガンの当時のタリバン政権に保護されていた同容疑者を米国が首謀者と断定、巡航ミサイルで「報復攻撃」したからだ。標的は、かつて米中央情報局(CIA)の資金支援で同容疑者が建設したとされる軍事訓練キャンプだった。若き日の同容疑者が「CIAの先兵」の役割を果たし、同時多発テロにCIAやユダヤ人が関与していたという陰謀論の根拠にもなっている。


大新聞が「9・11陰謀論」に言及するのは異例ではないか。

 同容疑者の用心深さはともかく、偵察衛星などハイテク機器を駆使して追跡していた米国がどうしてかくも長く捕捉できなかったのか。米国は世界での覇権を強めるため、「正義の米国」と対決する「悪の権化」を必要とし、追跡に真剣でなかったとの見方もある。米国をテロ国家と見る向きにも一理ありとすれば、両者の関係はコインの裏表だったのかもしれない。


まさに、この記事を書いた春日孝之記者と同じようなことを私は考えていたのだった。私は、アメリカを「テロ国家」と見なしているが、春日記者もその見立てなのではないか。それにしても、こんな記事を載せることはできるとは、このところの毎日新聞は「怖いものなし」なのかと感心してしまう。