kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

誰も思い出さない「さるさる日記」のライター・勝谷誠彦

きっこの日記」のほか、竹原信一が書いていた「さるさる日記」が6月30日をもってサービスを終了すると発表した。

ところが、この「さるさる日記」に昔、勝谷誠彦がトンデモ日記を書いていたことを思い出す人はほとんどいないらしい。

「さるさる 勝谷」でググったら、5年前に書いた下記記事が上位で表示された。
きまぐれな日々 電波芸者・勝谷誠彦の生態


ところで、勝谷の日記は上記記事を書いた約半年後の2007年1月いっぱいで更新を終了し、有料のメルマガへと移行した。勝谷は、メルマガはもちろん、テレビでも相変わらずデマをまき散らしているらしく、上記「きまぐれな日々」のエントリは、東日本大震災が起きた3月以降再びアクセス数が増え、2007年4月以降の累積アクセス数は4万3千件を超えた。

私が「さるさる日記」を認識するようになったのは、この勝谷の日記によってだった。勝谷の日記は突っ込みどころが満載で、大いに笑わせてもらったものだが、カウンタが残っていて、今見たら累積アクセス数が3783万2812件に達していた。もちろんその大部分は2007年の日記更新終了までに記録されたものだろうが、昨日も253件が記録されていた。

きっこの日記」の方は、9827万4521件。昨日(5月10日)は31703件を記録していたが、全盛期には1日平均10万件ほどのアクセス数があったのが、最近では1万件を少し超える程度にまで減っていたようだ。私はかつて愛読者だったが、同日記が「小沢信者の日記」と化して以来読むのをやめた。同様に離れていった読者は多いと見え、サービスの終了が発表された日でも3万件を少し超える程度というのは、かつてからは信じられない。時間の問題と思われていた累計1億アクセスには、結局届かずに終わりそうだ。

きっこの日記」の全盛期は2005〜06年だったが、耐震偽装疑惑の追及は結果的にはミスリードだった。「総研」の内河健四ヶ所猛テレビ朝日の「サンデープロジェクト」で田原総一朗に追及のインタビューまで受けたが*1、本当に「悪者」だったのだろうか。そういえばあの頃、総研の「SG会」というのは創価学会系だという誤報を「きっこの日記」が流した時、それを真に受けてテレビでデマを拡散したのが勝谷誠彦だった。「きっこの日記」はのちに目立たない形でこっそり訂正したが、勝谷が誤りを認めて訂正なり謝罪なりをしたとは、今に至るも私は聞いたことがない。

さるさる日記」の終了を機に、耐震偽装問題の再検証も行われて然るべきだろう。

*1:2005年12月18日放送