kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小沢信者が谷垣禎一に「黄色い声援」

狂信者というのはこんなふうになるのかとあっけにとられた。


http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/51851579.html

■空き管 → 「谷垣総理!」    ♪───O(≧∇≦)O────♪

いったいなんのことかと思ったら、今日行われた党首討論で、菅直人谷垣禎一を「谷垣総理」と呼んだのだそうだ。

  この勝負、一方的に谷垣総裁の勝ちだと思うわね。

すごい盛り上がりようだ。まるでプロ野球の応援である。


ブログ主は熱狂的な阪神ファンだ。たとえば阪神がヤクルトと優勝を競っている場合、ヤクルト対読売戦があったら、ブログ主は読売を応援するだろうが、そんな感覚でブログを書いているのだろう。野球の場合はそれでかまわない。

野球の場合、親会社の問題があるけれども、プレーヤーは自分のため、チームのためにプレーをするのであって、ひいきのチームに属しているからその選手の価値が高いとか、嫌いなチームの選手だから価値が低いということはあり得ない。にっくき敵であっても良いプレーを見せてくれるプレーヤーをリスペクトするのは当然だ。熱狂的な阪神ファンの場合、上記の原則に当てはまらない場合が多いが、ひいきのチームの優勝を願うためのご都合主義は、もちろんあってもかまわない。たとえば東京に来て以来ヤクルトを応援している私にしたって、もしヤクルトと阪神が優勝を争うマッチレースになったら、終盤の阪神対読売戦では読売を応援する可能性が高い。

しかし、政治はプロ野球とは全然違う。各政党がいかなる政策を持っているかがもっとも大事だ。二大保守政党のうち、民主党は「鵺(ぬえ)」のような政党だが、自民党は明白な改憲政党であり、原発推進政党だ。私はそもそも民主党支持者でさえないが、党内の政敵がいくら憎いからといって、護憲派で、かつては土井たか子平和憲法を称えて書いた色紙の画像をしばしばブログに載せていたブログ主が、手放しで谷垣禎一を絶賛するとはと、そのあまりのはじけっぷりに驚いている。世の革新派、世の左派の信念ってその程度のものなのだろうか。

そして何より、もし谷垣政権が実現したら、小沢一郎はどう処遇されるだろうかとはブログ主は想像しないのだろうか。はじき出されたら、その時に谷垣の悪口を言えば良いと思っているのだろうか。

よくもまあこんな人間がブログを書く気になるよなあと、そのことに呆れるばかりだ。