密かに読売打線の爆発を恐れていた神宮球場でのヤクルト対読売16回戦は引き分け。ニュースで故障上がりのヤクルト先発・由規(よしのり)が1回表に押し出し死球で失点したと知った時には大敗を覚悟したが、その後逆転のシーンを見てガッツポーズ。しかし、9回二死から抑えの林(イム)が打たれたと知ってがっくり。結局最初と最後が悪かった。納得できない結果だが、それは読売ファンとて同じだろう。
救いは阪神と中日の敗戦。昨夜最下位横浜相手に勝ち試合を追いつかれて引き分けた阪神は、今夜は勝ち試合をスレッジの3発にひっくり返された。ちょっと疑問なのは、今年は飛ばないボールを使っているはずなのに、オールスター明けの甲子園球場ではやけにホームランが多く飛び出すような気がすることだ。もっとも阪神は相手の一発攻勢に負けたのではあるけれども。また、中日は広島に完封負けを喫した。昨夜、中日が久々に連勝したのでちょっと嫌な気がしたが、このまま寝ていてほしい。広島は、この日の勝利で読売を抜いて4位に浮上した。この勢いで阪神・中日の一角も崩してほしい。広島は阪神とは五分に渡り合い、中日戦には3つ勝ち越している。クライマックスシリーズ進出は十分可能だ。
それにしても、gdgd(gdtgdtか?)の読売リーグとは全く異なり、パシフィックリーグの福岡ソフトバンク対北海道日本ハム、杉内対ダルビッシュのエース対決はみごとだったようだ。北と南(西)の二強が競るパシフィックリーグと(今年は別として)三大都市の三大金権球団が優勝をたらい回しする読売リーグとの落差はすさまじい。いっそ日本シリーズもソフトバンク対日本ハムで戦った方が良いのではないかと思うくらいだ。