ネットに書くな、企画書を書け? - Living, Loving, Thinking, Again より。
今話題のツィート;
私も急性心筋梗塞で亡くなった松田直樹選手は、やはり被曝が原因の心疾患だったのではないかと疑っている。チェルノブイリ事故後顕著であった、脳疾患や心疾患で亡くなる人たちが日本でも激増しているのではないだろうか。そして厚生労働省はその事実を隠蔽しているのだろう。徹底調査の必要がある。
http://twitter.com/#!/yutaka444/status/99083393421148160 (cited in http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110805/1312493106)
坂本豊ってどんな人なの? 有名人なの?これはひどい、の一言で片付けてもいいのだけれど。サッカー選手の急死、原発事故、そして厚生労働省の陰謀の三題噺は映画化したらそこそこ面白いものに仕上がる可能性はある。「韓流」来るな、来るなと呟き・喚く閑があるのなら、ネットに書き込まずに映画の企画書でも書け! ともいいたくなる。
「映画化したら」と書かれているので、おそらくsumita-mさんはリンクをたどってみられたと想像するのだけれども、坂本豊という人はブログ*1を持っていて、プロフィール欄を見るとタイ在住の作家にして映画監督志望の人らしい。小沢信者との接点はあまりなさそう、と思ったが、よく見ると「好きな小説家・作家」の欄に岩上安身の名前がある。そうか、岩上安身って「小説家・作家」だったのか。
話はトンで、
例えばOh, Henryの脳細胞では、
古寺多見やsumita-mが俺のことを陰謀理論だといっている
故に
俺は正しい
という思考が生成しているかも知れない。
には吹いたが、実は広島の原爆記念日というと"Oh, Henry"に絡んで嫌な思い出がある。それは3年前の8月6日のこと。この男が書いたトンデモ陰謀論の記事を見つけてしまったのだ。
「原爆の日」の記事が「国賊・湯川秀樹」かよ - kojitakenの日記
反知識人主義(いわゆる「反知性」)もここまでくると天然記念物ものだね。
BLOG版「ヘンリー・オーツの独り言」 被爆国「日本」にもあった幻の「原爆開発計画」
以後毎年、広島の原爆記念の日が来る度に、あの男、また変なことを書いてないだろうかと、奴さんのブログを見に行く癖がついてしまった。昨年の8月6日は金曜日で、『きまぐれな日々』を公開する日に当たっていたので、下記の記事を書いた。この時には武田邦彦も批判した。
きまぐれな日々 広島原爆忌と元左翼のユダヤ陰謀論と読売の秋葉市長批判
今年も恒例によって奴さんのブログを見に行ったが、7月下旬を最後にブログは更新されていなかった。
「Oh, Henry」と親しいブロガー*2によると、
源八おじさんとたまのプラカードを持ったおじさんがいたら、ヘンリーさんなので、ちょっと声をかけてあげてくださいね(笑)。
とのことだから、今日は脱原発デモに参加しているらしい。実は「6.11」の新宿のデモで、明らかにこの男とわかる人間を目撃したのだが、別に「小沢一郎」や「ユダヤの陰謀」に関するプラカードを掲げているわけでもなく、デモの場では人畜無害の存在なんだなと思った。
3年前に「Oh, Henry」がブログ記事で言及した「ニ号計画」と呼ばれた戦時中の日本の原爆開発の話については、上記『きまぐれな日々』の記事でも触れたが、下記の書物で読んだ。
- 作者: ジョン・W・ダワー,明田川融
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: 単行本
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この本には、「ニ号計画」への湯川秀樹のかかわりについても書かれている。読んだのが昨年だからちょっとあやふやだが、湯川秀樹はこの計画が実現可能だとは思っていなかったと書かれていたように記憶する。
最近では、正力松太郎が「原子力の平和利用」に湯川秀樹を引っ張り出したものの、湯川が1年後に離れていったことがしばしば言及されている。
いずれにせよ「Oh, Henry」が書いたことは「陰謀論者の妄想」に過ぎないのだが、某南相馬市議のように騙される人たちが後を絶たないので、今年もあんなのに騙されちゃダメですよと強く訴える次第だ。