kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

意味のないヤクルト「猛追」

今夜行われたプロ野球のヤクルト対阪神戦で、8回まで3対1でリードしていた阪神が9回に追加点を挙げて4対1となったことを知った。で、しばらく経って阪神が1点差で逃げ切ったと聞いたので、最終スコアは4対3かと思いきや、なんと阪神が9回表に5点、ヤクルトがその裏に6点を挙げての8対7だった。

一見ヤクルトが粘りを見せたようにも思えるが、実はそうではない。大量リードに気が緩んだ阪神ベンチが全盛期をとうに過ぎた福原を救援に送って打ち込まれ、慌ててリリーフエースの藤川を送ったものの、ゲームセットとなるはずのフライを野手が落球するなどのミスが出て、結果的に1点差になっただけだった。

つまり、ヤクルトの反撃には何の意味もなく、「これからの試合につながる」ものでもなんでもない。試合はあくまでも阪神ワンサイドゲームだったとみなさなければならない。点差が3点差以内だったら9回は頭から藤川が登板してあっさり終わっていただろうことは想像に難くないからだ。

今日は読売も2試合連続の逆転勝ち。ヤクルトが今のていたらくだと、読売リーグはじき「3強」の競り合いになり、しまいにはヤクルトが脱落しての阪神と読売のマッチレースという、昨年と逆の展開になってしまう。なんといっても大事な首位攻防戦の3戦目に、増渕を外したのは良いけれども今季一軍初先発の川島亮を起用するローテではいけない。このままだと来週の読売戦(東京ドーム)3戦目も「ローテーションの谷間」になってしまう。ヤクルトは打線も問題だけれど、工夫のないローテーションはそれ以上に問題だ。