kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「小沢一郎、海江田万里を支持」への反応(その3)

小沢信者編の続き。ブログで吼えているだけの大半の小沢信者と違って、小沢一郎政治資金パーティーにまで出席した筋金入りの人物のブログより。

ブログ主は、直前まで小沢一郎への熱い思いを披露していた。ぱっとしない本文よりもタイトルに、その思いは凝縮されている。


小沢さん、『命にでも代えてでもという,、自らの自己犠牲的な精神をもったリーダー』をお願いしますよ!! かっちの言い分/ウェブリブログ


小沢氏の中の自分の思いを託せる次期首相候補が26日明らかになる かっちの言い分/ウェブリブログ


ところが、いざ蓋を開けてみると小沢一郎が選んだのは海江田。ブログ主が受けたショックはたいへんなものだった。


小沢氏が推す候補が「海江田」と聞いて引いてしまった。希望は見えるのか? かっちの言い分/ウェブリブログ

今日、出張先で日刊ゲンダイを買って読んだら、「小沢一郎の意外な“本命”浮上」と西岡参議院議長と名を上げていたので、本ブログで書いたことが当たったと喜んでいたのに、帰宅してテレビを見たら、代表選候補として始めから外していた「海江田」を小沢氏グループが推すという。これを聞いて、菅よりましかもしれないが、また日本は不安定な状態が続くと思った。

正直言って「海江田」氏が、小沢氏のいう「それなりの経験と知識と、命にでも代えてでもという自らの自己犠牲的な精神をもったリーダー」だったとはがっかりした。小沢氏も焼きが回ったのではないか?海江田氏は、国会中野党の質問に泣いた男である。また、自分の手に「忍」の字を書いて答弁に臨み、それをマスコミに発見されて揶揄された男である。まるで、子どもの行為である。また、辞める、辞めると言いながら、ずるずると辞めることが出来なかった男である。ある意味、中途半端の観点で言えば、前原氏とどっこいどっこいである。

鳩山氏が動くと、何故か期待を裏切られる。小沢氏も、海江田が自分の分身として政治を託せる男と思っているのであろうか?自分の辞め時も決められない男が、総理など出来るか。これなら、鹿野氏の方がまだましかもしれない。


(中略)


小沢氏も最近は期待を裏切る。小沢氏への熱も冷めてくる。今の状況は、国会で攻められて泣いているような男では務まらない。もう戻ることが出来ない「サイ」が投げられたのなら、醒めた目で、今度どうなるか見るしかない。少なくとも、菅よりはましな政治をしてくれと言いたい。お手並み拝見である。

しかし、この結果が、先日小沢氏が政経フォーラムで思い浮かべていた構想というなら、あまりに空しい。それとも小沢氏が10月の裁判で無罪が出て副総理で入閣するとでもいうなら、まだ救いがあるかもしれないが。


ブログ主は西岡武夫に期待していたらしいから、おそらく右翼的な思想信条の持ち主なのだろう。小沢一郎政治資金パーティーに参加するなど、その行動でもいわゆる「小沢左派」とは違うのかもしれない。私は右翼なら別に小沢一郎を支持したってさほど大きな自己矛盾は生じないと思っているから、このブログ主にはさほど腹は立たない。もっとも植草一秀も同じ右翼だが、植草の場合は左派をたぶらかそうとする意図がミエミエだから腹が立つのだ。


このブログ主も鳩山由紀夫を悪者にしようとしたり、「小沢氏が10月の裁判で無罪が出て副総理で入閣するとでもいうなら、まだ救いがあるかもしれない」などと言っているから小沢一郎から離れていく可能性は低いかもしれない。だが身銭を切ってまで小沢一郎に奉仕している人のことだから、致し方あるまい。問題は、もともと左派なのに小沢一郎に入れあげて、ムラ社会で「村八分」を行なったり、へんてこな屁理屈をこね回して自己と小沢一郎を正当化しようとする人たちにある。


他の有名な小沢信者ブログでは、『カナダde日本語』は上記『かっちの言い分』を引用して同意しているだけの中身のない記事*1。また、『反戦な家づくり』*2小沢一郎海江田万里を選択したあとのブログ更新はまだない。後者がいかなる屁理屈をこね回すか、私は楽しみにしているのだが。


最近「小沢信者」に転向した某有名ブログとよく似た名前のブログは必死に抵抗する。


小沢氏の海江田支持に、とりあえず思ったこと。|世に噛む日日

夜になって、「小沢氏が海江田氏支援を表明」のニュースが流れ、動揺した方も多かったようだ。
たしかに、海江田氏は、原発事故処理失敗の、戦犯のひとり。
その罪は、一生、許すつもりはない。
ただ、その海江田氏を推した小沢氏を、手のひらを返すように批判する気にはなれない。

twitterのTL上に、「小沢氏海江田支援で、小沢クラスタの全員が姿を消した件」というツイート。
その「上から目線」的な言い様にむかついて、以下のツイートを連続させた。
このことについての、当面の僕の捉えかたと思っていただければ、幸いだ。


これも予想通りの反応の一例。というか、私はもっとこの手の反応を示す小沢信者が多いとばかり思っていた。小沢一郎海江田万里を選んだことにショックを受けていることを率直に明かすブログが思いのほか多いことに驚いたほどだ。皆さん、そこまで本気で小沢一郎を信じていたということなのだろうか。