kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「歩道から自転車を締め出せ」と言うけれど

小学校1年生か2年生の頃、自転車は車道を走るものだと聞いたので、阪神国道(国道2号線)の車道を自転車で走って、国道と阪神電車の線路の中間くらいにある耳鼻科に通院していたことがある。その当時、自動車は本当に恐ろしいと思った。それから数年が経って、自転車が大手を振って歩道を走ってもとがめられないことを徐々に悟っていった記憶がある。

余談だが、Wikipediaを見ると、

大阪から神戸にかけての区間は、従来「第二阪神国道」である国道43号に対し、「第一阪神国道」(略称は「一国(いちこく)」と呼ばれてきたが、近年は、この国道2号のことを「にこく」と呼ぶことも多く、地元での呼称はやや混乱してきている。

などと書かれている。私の周りの大人は、国道2号線を「一国」とは呼ばずに、単に「阪神国道」と呼んでいたが、43号線は確かに「二国」と呼んでいた。国道2号線が「にこく」と呼ばれるようになったとは、時代も変わったものだ。なお、2号線でさえ怖いと思った小学生の私にとっては43号線など論外で、近寄りたくもなかった。真上に、阪神大震災で倒壊したことで有名になった阪神高速が走っているこの道路は、本当に威圧感があった。

阪神間の国道の話はさておき、今しきりに「自転車を歩道から締め出せ」という声が聞かれることに、私はちょっと引っかかりを感じている。それは、国道2号線の車道を走って怖い思いをした小学校低学年時代の思い出があるためだ。